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IV-2 自己攪拌型油分散剤散布装置の開発要件
 前述した現有散布装置の散布性能試験から得られた知見を取入れて自己攪拌型油分散剤散布装置を開発することとした。
 昨年度の調査結果から、ノズルは噴射角40度を採用することとし、散布高さ-ノズル間隔-吐出圧-散布幅の関係を調査した。
 散布装置(ノズル2個)の要目等を表IV-2に試験装置の概略を図IV-2及び写真IV-1に示す。
表IV-2 散布装置Aの要目等(ノズル2個)
散布管の長さ(mm)
内径(mm)
3000
21.4
散布管高さ(m) 2、3、4、5
ノズル個数 2
ノズル間隔(mm) 1200、1700、2000
ノズル規格 1/4MVEP4078S303(いけうち製)
噴射角(度) 40±5
吐出圧力(Mpa) 0.2、0.3、0.4

 なお、ポンプは、電動型220Vのカスケードポンプで吐出圧0〜1Mpa、叶出流量0〜2.88m3/hである。また、吐出圧力の調整は、図IV-2に示すポンプ吐出口近傍にリリーフバルブを設置しリリーフバルブの開度により設定した。
 また、採用したノズルチップ概略図及び流量線図をそれぞれIV-3及びIV-4に、計測項目等の定義を図IV-5に示す。
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図IV-2 試験装置の概略(散布装置A)
 
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写真IV-1 試験装置の概略(散布装置A)
 
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図IV-3 ノズルチップの概略図
 
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図IV-4 ノズルチップの流量線図
 








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