3.1.3 都市交通概況
(1) 交通機関分担
チッタゴンの主要な交通手段は、徒歩、リキショー、ベビータクシー(小型の3輪車、2,3人乗り)、オートテンポ(テンポ、テンプーTempu:とも呼ぶ。小型の3輪車、7〜8人乗り)、ヒューマンホーラー(マキシ、Maxiとも呼ぶ。18人乗り)、ミニバス(15〜20人乗り)、乗用車などが上位を占める。1992年に行われた都市交通調査での機関分担率を示す。チッタゴン市域は広大であるが、丘陵地に位置する市街地はコンパクトにまとまっており、現地の人にとって徒歩やリキショーが使いやすい。また、中心となる市街地は2、3kmずつ離れているため、バスやテンポなどが市街地間を接続している。
都市間バス
約40〜60人乗り、写真左の車両の車齢は約30年以上。Bahaddar Hat バスターミナルは舗装されているもののすでに老朽化が進んでいる。
市内路線バス
右はBRTC運行の2階建てバス(市内にて撮影)。右下は運行中の車内(2階)の様子。下は民間事業者の市内バス。BahaddarHatバスターミナルに隣接するガソリンスタンドを転回場として利用している(写真はそのガソリンスタンドに入場するところ)。
ヒューマンホーラー
15〜20人乗りであるが、車内は狭い。(下)
左: 2階建てバスから見たヒューマンホーラーの客引きの状況。バスと競合するだけでなく、走行状況も悪化させている。