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こうして防ごう 漁船の「はさまれ」「転倒」
「はさまれ」
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起因
(漁具・漁網、漁ろうウィンチ等の「漁ろう装置」によるもの約24%)
(出入港荷役作業時の「甲板装置」によるもの約9%)
■作業開始前の漁ろう装置等の点検を行い、動力伝導装置等の運動部分には、カバーをしたり適宜必要措置をする。
■漁具・漁網の投下、引上げ、漁獲物の取り外し時は、指や手をはさまれないよう注意を払い、走行中の漁具、漁網がからまったり、もつれた場合は、機械の停止等、安全な状態となったことを確認してから作業を行う。
■索具や荷役装置等は振れ回りのおそれがあるので、不用意に立ち入らない。
「転倒」
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起因
(魚の血のり、床面の滑り等の「甲板」によるもの約33%)
(投網・揚網等の作業時や、歩行中に漁具・漁網につまずく、足を取られる等の「漁具・漁網」によるものが約17%)
(荒天時の船体の動揺、船内への波の打ち込み等の「波浪」によるもの約14%)
■甲板や通路等は適宜清掃、床面のマットの敷設、砂入りペイントの塗布を行い滑らないようにする。
■漁ろう作業時等は、滑り止めのついた長靴等を使用する。
■階段の昇降は、急な駆け上がりや降りたりしない。片手は必ず手すりをつかむ。重くかさばる荷物は一度に運ばない。階段には適宜滑り止め、トラマークを施す。
■漁具・漁網は放置しない。整理・整頓の励行。突起物へのトラマークの表示、被覆等必要な措置をする。
■波浪が打ち込んだり、船体の動揺が激しい時は、甲板上の作業を中止する等状況に応じた行動をとる。








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