「思い出」
◎「ふれあいこうりゅう」
はじめ2泊3日と聞いて、盛夏に優也の体調が維持できるかどうか心配しましたが、本人は観光バスで旅行ができ、とてもうれしそうでした。立田小学校の児童は、皆とても明るく素直で、車いすを押すのも最初はぎごちなく恐る恐るのように感じられましたが、交流二日目の水族館では、坂のところも上手になり、安心して任せられました。この子たちは、今後障害者を見かけても、きっと自分から率先して声を掛け手助けしてくれるだろうと明るい気持ちになりました。
〔名古屋養護学校6年生 日比野 優也・母〕
◎「ふれあい交流に参加して」
7月25日が楽しみでうきうきしていました。当日の朝、荷物がたくさんでしたが、バスに乗れば荷物もバスが運んでくれるので助かりました。時代村では、昔のことがたくさん出てきておもしろかったよ。そして、忍者もいて楽しい時間がすごせました。バスに乗り、二見のホテルについて、夜は、先生とお母さんで、夜の海を見に行きました。よかったよ。
二日目、お母さんたちをホテルから送り出してから、立田小学校のみなさんが来ました。まず自己紹介から始まりまして、ゲームをしました。私の班は優勝しました。うれしかったよ。夜は、花火をしました。花火も班ごとに分かれてみんなうれしそうに花火をしました。打ち上げ花火を先生がしてくれまして、次々と珍しい花火を見せてくれました。とてもきれいでした。
三日目は鳥羽水族館にいきました。立田小学校のみなさんが車いすを押してくれて水族館の中を見せてくれました。心の優しい子だと思いました。昼ご飯は一緒に食べました。それから先生と一緒におみやげを買いに行きました。お金が足りなくなり、お母さんに出してもらい、おばちゃん二人分のおみやげを買うことができました。ありがとうございました。
〔名古屋養護学校6年生 佐々木 薫〕
◎「鳥羽水族館にて」
お友達が二人、交替で車いすを押してくれました。「ねーねー、どこ行きたい?」。祐介が手を出し、パンフレットにさわると、「あ!ジュゴンがみたいって言ってるよ」。三人の姿をとてもほほえましく感じました。「ゆうすけくん、クラゲッ、クラゲッ」。一つ一つ指をさして説明してくれるお友達です。
〔一宮養護学校6年生 伊達 祐介/母・典子〕
◎「楽しかった交流」
一ばん楽しかったのは、二日目の交流でした。ひろふみくんとかつしくんという友だちができました。二人は、ぼくのくるまいすをおしてくれたり、ぼくのてをもって歩かせてくれたりしました。ぼくたちは「デュエルがんばろうぜ。ぺ」というグループでした。みんなで、はたを作ったりゲームをしたりしました。夜はおふろにいっしょだったし、花火もしました。
〔一宮養護学校6年生 横山 量平〕
◎「ふれあい交流」
二日目は立田小学校の友だちと遊びました。一番仲よくなれたのは美沙です。まず旗を作ってクイズをやりました。さいしょの5問目ぐらいはせいかいしたけど、6問目ぐらいになるとむずかしくて、わからなくってまちがえてしまいました。ふーせん入れをして、5回ぐらいやりました。やるごとにだんだんたかくなっていくので、2回目からはいらなかったけど、ちかくにいた先生が「すごいね。」といってくれたのですごくうれしかったです。
〔港養護学校6年生 鈴木 悠子〕
◎「ふれあい交流で感じたこと」
養護学校との交流で、ぼくは、いろんなことを思いました。一つ目は、自由時間のときのことです。ぼくたちは部屋に行こうと決めましたが、途中に段差がありました。木村貴大君の担当の先生が、「どうする?」と聞いてきました。みんなで協力して、その段差をこえることにしました。自分たちで考えて行動できたことが、ぼくはすごくうれしく感じられました。部屋で貴大君が、「手伝ってくれれば、歩ける。」と言ったので、元太君と二人で支えていっしょに歩きました。貴大君は、足を自分で前に進めていました。すべて、人にまかせるのではなく、自分で精一杯できるところまで、がんばっていてすごいなあと思いました。
一番思い出に残ったのは、いっしょに海へ行ったときです。海をながめていたとき、貴大君が「貝がらを拾って来てほしい。」と言ったので、ぼくたちは砂浜へ行きました。ぼくは欠けていない貝がらを探しました。貴大君の手にのせたときの顔を見て、すごくうれしくなりました。「割れないように持って帰っていく。ありがとう。」と言っていました。本当にうれしかったです。水族館で、歩いていたら、階段があった。ぼくたちが、「遠回りする?」と聞いたら、「この階段を行く。」と貴大君は答えた。ぼくは、自分からむずかしいことにちょう戦して、すごいなあと思いました。
たしかに障害があると不便だと思う。そして人に助けてもらうことにもなる。しかし、この学校の子たちは、自分でできることはやろうと思って、助けてもらいながらも、すごくがんばっている。ぼくはこの交流で、自分で考えていろんなことにちょう戦していくのは、養護学校の子も、ぼくたちも一緒なんだとわかりました。二日間だったけど、仲良くなれて、本当によかったです。
〔立川小学校6年生 武笠 成治〕
夕べの集い 花火
水族館の見学