平成十四年度は財団法人日本吟剣詩舞振興会の創立三十五周年に当たります。このため財団では十四年度に行なわれる武道館大会、十五年年初の新春のつどいなどの主要行事を周年記念事業と位置付け、例年にも増して充実した内容で実施する予定としています。

　各地区持ち回り開催の全国名流吟剣詩舞道大会は、近畿地区連協が所管し、五月五日、滋賀県の琵琶湖ホールで開催されます。琵琶湖南岸にあり、音響効果の良さが特徴の会場です。

　第十七回国民文化祭・全国吟詠剣詩無道祭は十一月三日、中国地区連協、鳥取県総連が所管し、鳥取県民文化会館で行なわれます。地元鳥取県では開催一年前の平成十三年十二月に同じ会場で「プレ吟詠剣詩舞道祭」を実施し、これを叩き台に本番への準備を進めています。

　七月下旬に開講される夏季吟道大学は、会場を神奈川県葉山町・湘南国際村に移し、期間を一泊二日に短縮、集中的な講義内容で行なわれることになりました。十五年二月に開講予定の剣詩舞道大学も同じく湘南国際村で行なわれます。剣詩舞群舞コンクールは隔年のため十四年度の開催は無く、地区予選等もありません。各地区コンクールの開催予定は十四年年初現在で別表のとおり、ほぼ決定しています。