すべての団体が終了すると、つづいて全国コンクール優勝者による吟詠、剣舞、詩舞が披露されました。はじめに吟詠の一般三部で優勝した馬場圭一郎さんによる「秋浦の歌」が披露され、会場から大きな拍手を受けていました。次に、幼年の部優勝の大原郁実さんが吟詠を、上羽麻一子さんが剣舞を披露した「桶狭間を過ぐ」が演じられ、詩舞では丸山愛美さんが「太田道灌蓑を借るの図に題す」を舞いました。一般二部では吟詠優勝の長谷川照子さんと剣舞優勝の大岩行代さんによる「辞世」が披露され、詩舞優勝の浅利健代さんは「越中覧古」を演じました。少年の部では荒崎春奈さんが吟を、藤野舞さんが剣舞を担当して「両英雄」を立派に演じきり、詩舞優勝の長坂理絵さんは「春日家に還る」を美しく演じました。青年の部では林綾香さんが吟詠を、大岡史帆さんが剣舞を受け持った「那須与市宗高」を披露し、詩舞では原歩さんが「越中覧古」を舞いました。最後に、一般一部の長山祝子さんが吟詠を、美濃部浩一郎さんが剣舞を見せた「出塞行」と、田中直美さんが詩舞を舞った「越中覧古」を楽しむことができました。さすが優勝者だけあり、いずれも豊かな才能を感じる舞台でした。