「HANGAR FLYING」
レーシングフォト・クラブ 永井 幸雄
また旅客機が、しかもニューヨークで墜ちた。さらなるテロの追い討ちか!と一時は全世界が騒然となった。
あの大きなエアバスA 300型機が、その直前に離陸したさらに大型のボーイングB747型ジャンボ機の、ウェーク・タービュランス(後流)に巻き込まれたのが事故原因だというが、本当かな?というのが本心だ。「スティンガー」に代表される携帯型の対空ミサイルでのテロ説は薄らいだようだが、依然そのテロ説も含めての墜落原因の解明には、相当の時間を要しそうだ。
あのテロ以後、ほどなくして欧州の何処だったかで、定期航空のジェット旅客機が濃霧なか離陸滑走路に進入した小型機と衡突して墜落という事故があった。同時多発テロのとき、まさか旅客機を乗っ取り、その乗客諸共の自爆なんてことが原因だったとは、想像だにできなかった。
事故の全容が明らかになるまでのちょっとの間、僕は航空管制の中枢に忍び込んだ何者か(人間ということではない)による破壊活動によりシステムが破壊された、いわゆるサイバー・テロではないかと思った。だから事件後、直ちにミリタリー以外の全航空機の飛行禁止が宣言されたと理解していた。違っていたけれども。そして先のヨーロッパの事故。今度こそ恐れていた、それが起こったと思った。また違ったが…。
さらにまたしても今回のニューヨーク、アメリカン航空機の事故だ。
航空事故は連鎖するとよく言われるが、それは飛行機に乗ることを極度に恐がってしまうような、いわゆるシロートの方々の発言かと思っていた。つまり些細なことでも、それに結びつけてしまうからだ。ちょっと話がそれてしまうが、最近、地震が多いと思いませんか?多分、そうだと頷かれる方が多いでしょう。確かに数は増えているのです。ですが単なる錯覚なのです。地震計の設置数が、その昔より格段に増えたためなのです。つまり山奥の辺ぴな所で地震が起っても、その昔だったら地震計が設置されていなかったので、地震が発生しても判らなかったが、観測点が増えたことがイコール地震の数が増えたということがその真相。航空事故に関しても、その昔に比べると、世界地図上でどこに位置するのか、あるいは国名さえもはっきりと知らないような所で起った事故でさえ、主にテレビを通じて報道されるものだから、事故が増えている、あるいは連鎖するという錯覚を抱いてしまう。
だが前言を翻すようだが、確かに航空事故は連鎖してしまう。それと言うのは、今から35年前のあの一連の事故だ。19 66年2月4日夜、折から開催されていた札幌雪祭りの見物客などで満席のボーイングB727型機が東京湾へ墜落した。そのおよそ一月後の3月4日夜、濃霧の羽田空港へ着陸を試みたダグラスDC―8型機が、滑走路端の防潮堤激突、墜落。さらにその翌日には、快晴の富士山上空でボーイングB707型機が空中分解…という、なんともおぞましい事故が続発していた。航空事故の原因は、最新のコンピュータでも計算できないほどの要因があると思われるが、はっきりと解明はされていない。あのテロの一週間後にサンフランシスコからの帰国のためのユナイテッド便では、食事のためのナイフが従来の金属製の物からプラスチック製に変わっていた。素早い対応なんだろうけれど、でも他の物はそのまま。フォークなんぞで目ン玉グリグリなんてされたら、食事用のナイフで切られるより、もっと痛いと思うんだけれどもネ。この辺りナイフという物の捉え方に文化の違いがあるようだ。カレンダー・プレゼント
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