2.2.2 基本水準面高低モデルの構築
上記で収集した基本水準標の楕円体高データ及び験潮所データを用い、平成12年度に引き続き、瀬戸内海の平均水面高低モデルの計算プログラムを作成した。さらに、精密Zoの値を用いて、基本水準面高低モデルの計算プログラムを作成し、高低マップの構築を実施した。作成したプログラムは、対象とする海域における任意の緯度経度を与えたときに、当該地点が陸上であるか海上であるかの判断を行い、海上である場合には、基本水準面の準拠楕円体高を求めるものである。
51地点の基本水準標測量データをもとに作成した基本水準面高低モデルを図17に示す。
また、検証のためグループ分けをしたデータをもとに、Aグループの基本水準標測量データをもとに作成した基本水準面高低モデルを図18に、Bグループの基本水準標測量データをもとに作成した基本水準面高低モデルを図19に示す。
図17. 51地点データより算出した基本水準面の高低モデル
図18. Aグループより算出した基本水準面の高低モデル
図19. Bグループより算出した基本水準面の高低モデル