西浦田楽
静岡県磐田郡水窪町
出演/西浦田楽保存会
国指定重要無形民俗文化財
東海道筋信州街道
水窪町は静岡県北西部、長野・愛知両県に接する遠州最北端の農林業を中心とする町。旧正月の1月18日〜19日朝にかけて行われる所能山観音堂の農祭りである西浦田楽は、別当、能頭、能衆と呼ばれる人たちがこの神事に参加する。
宵から夜明けにかけて演じられる地能(33番)、はね能(12番)には、24の仮面が使用される。
神事に参加する人たちは享保年間から世襲となり、祭の前から精神潔斎する掟が守られている。