【本年度の供与機材薬品】
本年度も従来と同様に顕微鏡、遠心器などの検査用機材および薬品を日本で購入して別送した。これらの別送機材および現地で購入した薬剤は今回の調査で使用した後に現地中央アフリカ政府の保健省に供与した。
1. 顕微鏡(オリンパス) |
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1台 |
2. 卓上多本架遠心器(クボタ) |
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1式 |
3. コンバントリン(100mg/錠) |
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1,500錠 |
4. 注射器など検診用器材18品目 |
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500人分 |
5. 現地購入医薬品12品目 |
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80,000人分 |
本年度も日本で購入して携行器材として持参した薬品の他、ミンテゾール、クロロキンなど一部の駆虫剤を現地で購入して受診者に投与し、残りをブアール病院とバンザ村の診療所に供与した。また保健省より貸与された自動車の礼として抗生物質なども現地で購入し、バンギー中央病院と保健省に供与した。
昨年度までに供与した薬品類は有効に使用され、他の供与器材もバンギー中央病院、バンギー社会病院を始め、他地区の病院でも丁寧に保管・使用され、十分に活用されていた。なお前年度に供与した遠心器および顕微鏡は別送機材の現地到着が遅れることを懸念して保健省の地方医務局にそのまま保管されるなど、保健省幹部は笹川記念保健協力財団の継続的な医療援助に深く感謝し、配慮がなされている。