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(5) 漁業体験
83 三野耕平 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 本庄浦漁協に漁業体験に行った。
 最初に「もんどりかご漁」をする事になった。船に乗りこむと、思っていたより船が小さく、波にゆられて「これで行くのか。」と不安になった。だけど走り出したらそんな気持ちはふき飛んだ。風が前方から気持ちよくふいて、船から見る景色はすごくきれいで「気持ちいい」と思った。かごがしずめてある所に着いた。黄色い「うき」を目印にひもを見つけ、たぐりよせて引き上げた。いっしょうけんめい引いていくとかごが見えてきた。中に魚が入っている。引き上げたかごを開けて魚を出した。大きいのは、船の別のかごに入れたが、小さいのは漁師さんに、「小さいのはにがしといて。」と言われたのでにがした。その時サザエも本庄浦は、国で定められている大きさより一周り大きいのをとるようにしていると、漁業体験に来る前の水産事業団の方の話を思い出した。それは、資源量を増やすためだそうだ。空になったかごは同じ所に下ろし、かごを次々上げたがそんなに入っていなかった。その中に、サザエの貝がらに入ったヤドカリの入ったかごが上がってきた。最初ぼくは何か分からなかったがみんなその生き物を(ヒトデだ)と言っていた。
 漁業体験の前に聞いた話でサザエの敵はヒトデだと教えてもらっていたので、そのことが頭に残っていたのだろう。でもそれはヤドカリだった。こんな赤いヤドカリ見たことないと思った。飼育してみたいと思ったが、ヤドカリもにがした。
 最後のかごを下ろしてから、大きな船にもどった。次はたこつぼ漁だった。別の船に乗りかえ、どんどん沖に向かった。たこつぼがつながれているうきを見つけ、機械につなをかけて引き上げた。たこつぼはいっぱいあったが、まれに小さいたこが入っているだけだった。たこを持って遊んでいたら船によってきた。後で大きいたこを見せてもらったとき、こんなたこつぼにどうやって入るのだろう、と不思議に思った。
 時間になり船が走り出したら、よいは治った。水視漁もやってみたかったけど時間がなくてできなかった。
 機会があったらやってみたいなと思った。
84 森 友希 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 漁業体験に行った。最初は、タコつぼりょうに行った。そこまでは、船で行った。乗る時船がゆれていて、ちょっと乗りにくかった。船が出て、おきのほうに行っとったら、風がきて、きもちよかった。場所についたら、うきのしるしがあった。そこから、つなを引っぱっとった。
 引いとったら、タコつぼが上がってきた。つぼの上には、クラゲみたいのがいっぱいついとった。すこししたらまた上がってきた。それが19コも上がってきた。その中に、大きいのが2ひきぐらいおった。小さいタコもおった。それをつかまえたら、漁師の人が、「それは、小さいさかい、にがしたれ。」といったから、にがしたら、すみをはいて、にげた。全部おわったら、上げた、つぼを、また、おろした。あまりとれなんだけど、大きいのが2ひきもとれたでうれしかった。1回大きい船にもどって、次は、もんどりかごりょに行った。行く途中、すこし水がにごっとった。行っとったら、トビウオがとんどった。トビウオがとんどるのは、初めてみたからうれしかった。ついたら、「黄のうきをとれ。」といわれたからとろうとしたら、おちそうになった。引き上げる時、けっこう、重かったけど、すこし引くと、かるくなった。船の上に上げたら、けっこう魚が入っとった。小さいのから、大きいのまでおった。小さいのは、全部にがした。大きいのは、カゴに入れた。全部で、8コも上げた。たのしかったけど中には、すごく重たいのに、全々入ってないのもあったから、くやしかった。その中では、タコも入っとった。けっこう大きかった。漁師の仕事は、たのしいけど、力もいるんだなと思った。いつも食べている魚は、こうして、とっているんだなと思った。漁師の人はすごいと思った。
85 木村康彦 本庄小学校6年
 「ドキドキした漁業体験」
 漁業体験を、した。まず小船に乗った。風がすごく気持ちよかった。ゆれも、何となくおもしろかった。何をするんだろうなあと、ドキドキしながら思っていた。初めは水視漁だった。大っきな水中メガネだったでびっくりした。やり方を教えてもらってさっそくチャレンジした。
 でもモリを持ちながら水中メガネを安定させるのじたい難しかった。漁師さんはどんどんサザエを見つけていて取っているからやっぱりプロだなあとしみじみ思った。やり始めた時は、サザエを見つけてもらってやっていて取ろうと思ってもなかなか取れないから、「なにくそう。」と思った。取れた時は、心の中で「やったあ。取れた。うれしいな。」とひそかに思っていた。だけど、やっている途中ハプニングが起きた。モリが、海に落ちそうになったで、「あっやばい。」と思った。モリが、取れた時、すごくほっとした。そしたら、漁師さんが、「あせらんかって、ええ。」って言ってくれた。その時すごくうれしかった。やさしいなあと思った。やっていたらやっと自分で見つけて取れたですごうくうれしかった。自分で見つけて取ったやつは二こだった。でもぼくにとっては、かちある二個だった。でもやっぱりやっていたら気持ち悪くなったから、大きい方の船にもどった。ちょっと間休んでいたら、次もんどりカゴ漁に行った。六〜七人乗りぐらいの船に乗っていった。やり方を教えてもらって二番目にカゴを引き上げた。一生けん命引き上げた。そしたらけっこう魚が入っとったでうれしかった。いっしょに乗っていた大助君が、カゴに入っている魚などの量が多いかったから、「大ちゃん、やったやん。」って思っていた。
 大きい方の船にもどって休んでいたら、タコやアワビや魚などを食わしてもらったで、すごくおいしくてうれしかった。なんか得したなあと、すごく思った。ドキドキで楽しかったりおいしかった漁業体験だった。
86 泉 雅紀 本庄小学校6年
 「漁業体験」
 漁業体験に行った。まず、白いカッパみたいなのを着た。そのときちょうど雨がふってきた。そして白いカッパの上にさらにオレンジの物を着た。すこしだけ体が重くなったような気がした。ぼくらは、まず、もんどりかご漁に行った。直人君のお父さんだったから、ぼくは思わず「よかったー」と言ってしまった。まず、1つ目のかごについた。すごくドキドキした。上がった。1つ目のかごは、魚がいっぱいあった。
 ぼくはうれしかった。そしてよろこびながらつぎに行った。そして2つ目のかごを上げた。そしたらほんの少ししかいなかった。そして3つ目に行った。こんどはすこし重かったからたくさんいるぞと思いこんでいた。そして、上がった。そしたらヤドカリが入った貝があった。それからぼくはヤドカリだーと言ってしまった。そのあとヤドカリがかわいそうだったから海ににがした。そして四つ目、五つ目と行ってから大きなふねにもどってきたらちょっとよいかけた。大きなふねで、少しの間休んだそしたら、またふねが来た。こんどはタコ壷漁に行くことになった。また小ぶねにうつり出発した。それから5分ぐらいでついた。まずは、目印をとってからはじめた。一つ目は小ダコーぴき、二つ目小ダコーぴき、三つ目なし、四つ目なし、五つ目、六つ目どんどん上がるけどぜんぜん行なかった。そして水そうにいた見本を見せてくれた。そうしたら、やたらストレスがたまっていたらしくぼくの長ぐつについた。ぼくは、「うわあー」とさけんでしまった。そのあとにみんなに笑われた。そしてやっともどってきた。そしたら白いカッパがやぶけているのに気がついた。みんなニコニコしながら話をしていた。やすひこ君がタコを食べたと言っていたのでみんながおこったりしていた。オレンジのチョッキ、白いカッパみんなぬいでふくろにつめて返した。バスの中で、ぼくはみんなと話しながら、こんな海がいつまでもあるといいなと思いながら帰った。
87 藤原健太 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 漁業体験に行った。行く前に、本庄の漁業の事を話してもらった。あんまり覚えてないけどサザエの天敵は、ヒトデという事が一番印象に残っている。
 浜に行った。行く前に「水し漁早くやりたいなあ。」と思った。ついて、三グループに別れて体験を始めた。ぼくたちのグループは水し漁だった。やりたかった事ができたから、うれしかった。
 まず大きな船まで、みんなで行った。それから小さな船に一人ずつ、乗りかわった。中学生から乗った。中学生は班長から乗った。順番に乗って行った。それからぼくの番がまわってきた。船にのった。下に岩がある所まで行った。船をとめてそれからはじめた。おっちゃんが、やり方を見せてくれた。右手にやすを持って、水中を見るやつを口にくわえて、左手に船をこぐろを持ってやって見せてくれた。その後、おっちゃんが「やっていいで。」と言った。ぼくも、まねしてやってみた。やすは、すごく長かったし、けっこう重たかった。水中を見るやつをぼくは、持ちながらやった。海の中は、すごくきれいだった。さっそく、サザエとりをはじめた。最所は、サザエがどこにあるかがわからなかった。それでおっちゃんが、どこにあるか、教えてくれた。上むいとるやつは、かんたんに分かったけど岩とか、海そうの所にかくれているサザエはわからなかった。時間が流れるうちに、だんだんとれるようになった。休けいしている時サザエをかぞえてみたら、20個くらいあった。おっちゃんはとらんと、サザエのあるところを、ずっと教えてくれた。ぼくはがんばってサザエをとった。一時間くらいたってから、見わけがつくようになったところで、大きい船の所に行った。のってから、中学校の校長先生がさしみをしていたから、食べた。おいしかった。水し漁はとてもおもしろかったです。
88 濱中正志 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 ぼくは、大きな船で海に出た。そして、小さな船で、水視漁をやるときがきた。ぼくは、海にはまるかもしれないなあと思った。小さい船は思っていたよりゆれなかった。サザエを探しているとき、船でおしえてくれているおじさんが「あそこにあるぞ。」とぼうである場所をさしてくれた。そのサザエをとるときはすこしとりにくかった。いろいろおしえてもらってとった。一つは自分で見つけてとった。そのときはすごくうれしかった。五つとったらそのおじさんが、「かえろか、ほかの人がまっとるで。」といわれて大きな船にかえった。そしてすこしのあいだ、まっていたら、中学校の先生が「タコつぼにいってない人。」と言われたので手をあげた。そしたら、中くらいの船にのっておきの方へいったら、ぼくのすんでいるかま入が見えたので、浜とかま入は、近いんだなあとおもった。はたがたっているところにいって、それをあげていったら大きな石があって、そっからはきかいであげていた。一つめのはこははずれでなにもいなかった。あげているうちに小さいタコがでてきてすっごくかわいかった。またあげていくと中くらいのタコがいたけどなかなかでてこないから、船の人が、「ねとるんかなあ。」といった。そのときぼくは、にいちゃんみたいなタコだなあと思った。20個のうち半分は、はずれだった。五十センチぐらいのタコもいれば五センチのタコもいたのでぼくは、同じタコでも成長のしかたがちがうんだなあと、おもった。かえるときにタコが水そうみたいなものからでてきていたから中にもどした。陸にあがってから、りょうしの人は、くろうをして生活をしているんだなあとおもった。漁師の人はくろうするとわかっていてりょうしになるんだから勇気があるとおもった。この体験をとうしてくろうが分かった。
89 小中 勉 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 本庄浜で漁業体験があって行った。最初にたこつぼ漁の船に乗って行った。しかけてある所に着いてたこつぼを上げていった。たこつぼにたこの頭だけあった。漁師さんに聞いたら「たこがたこつぼの中でずっといると生きるために自分の足やらを食べる。」と言った。ぼくは、初めて分かった。たこのえさは、さばということも分かった。たこのつぼにくらげが入っていた。だけど小さいたこもいた。そのたこを海に手で取ってにがした。大きいたこが二ひき取れた。つぎにもんどりかごの船に乗りかえて行った。もんどりかごがしかけてある所に着いた。もんどりかごを上げていったら魚の骨があった。それにたこもいたからびっくりした。ぼくは、魚の骨があるから友食いしたのかあと思った。その中にけがをする魚いることを漁師さんが教えてくれた。石の近い所しかけてあるのはたくさん魚がいた。魚のいないかごもあった。だけどあんまりいないかごはなかった。かごはたくさんはめてあった。どれくらいはめてあるのかなあと思った。漁をしている所は海はすきとおって海底が見えていたらすごいなあと思った。魚が泳いでいるのも見えた。そしてちょっと雨がふりそうになって帰えった。たこが3びきぐらい取れた。たこつぼよりもんどりかご漁の方がたこがたくさん取れた。ちょっと船よいもしたけどたくさん取れてうれしかった。たこつぼ漁でくらげが入っていたからぼくは、びっくりした。ぼくは漁業体験に行っていろいろなことを学んだなあと思った。またやりたいしつぎは水視漁がしたいと思った。
90 井上直人 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 漁業体験にいった。まずいくと救めい具を取りつけたので、海は危ないところだなあでも海はきれいで魚とかもいるからいいところだなあと思った。まずもんどりかご漁を教えてくれることになって、船に乗った。
 船を乗る時かんたんそうに乗っていたから、毎日乗っていてなれているんだなあと思った。沖に出ると岩がある方によっていって黄色ようなのがうかんでいてそれを竹みたいなもので船の近くにもってきて引きあげた。引きあげるときはけっこう重たくて引きあげるのが大変だった。引きあげていると、まだかなあ、まだかなあと思いながらあげていた。そしてかごが見えて、おもいっきり引きあげた。
 かごを見るとけっこう入っていた。「ちっちゃい魚はにがしちゃって。」と言っていたのでにがしてあげた。その後も引きあげていったけど、それほど入っていなかった。4、5個ほど上げたけど一個目のが一番ようけいた。ちっちゃい魚はにがしていたからちっちゃい魚を取ると早く減るんだなあ、大きいのにして卵を産ましてから取ると減らないなあと思った。もんどりかご漁をして引きあげるのが大変だからりょうしさんも毎日、大変だろうなあと思った。次にたこつぼ漁を体験した。最初はどうするかあまり分からなかったけど見ていると分かった。たこつぼのは数十こあった。たこつぼのは板みたいなのがしまっていると入っていると分かった。でもしまってなくても入っているやつもいたけど小さかった。にがそうとしたけど船にへばりついてもてなかった。どこかもつばしょがあると思うけど見つからなかった。もったときちぎれそうになった。でもりょうしさんはかんたんにもってにがしていた。全部引きあげたけどあまり大きいのがなかったから前にとった大きいやつを見せてもらった。すごく大きくてこのたこつぼのでとれたのかあと思った。体験をして漁業ってすごく大変なんだなあと思った。
91 佐々木大助 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 一番印象に残っているのは、十人で船に乗って、水し漁に行ったことです。船に乗った時に、出発して、テトラポットを過ぎる前は、船の横にしがみ着いとった。その時は、まだ、波がよく来ていたから、船がゆらゆらしていたから、不安になって、「船がたおれたりせんかなあ。」と思った。テトラポットを過ぎると、あまり波が来なくなったから、ふつうにすわった。水し漁に、行く場所に行ったら、波がまだ、あったから、はこめがねをして、下の方を見ても、見にくかった。サザエがどこに、居るか、分かりにくかったけど、船に乗っている、おじさんがほら「そこにおるぞ。」と教えてくれたから、分かりやすかった。サザエをとる時は、けっこう力がいるんだと言うことが分かった。最初のサザエをとる時は、何回も、さして、サザエをとっとったけど、慣れてくると、一回で、つかまえれたサザエもいた。はこめがねで見て、自分でつかまえれたときもあった。サザエは、合計五ひきいた。水し漁が終って、初めに、乗っていた、大きい船に乗り変えると、十秒も、せん内に、もんどりかご漁に行っていない人と聞かれたから、ぼくも、もんどりかご漁に行った。もんどりかごのひもを、ひっぱる時に重かったから、ようけ入っとんかと思って、気合入れて、ひっぱって、上にあげると、たい漁だったから、思わず「よっしゃー」と言ってしまった。タコが大きかった。他にも、魚が五、六ぴき居た。ぼくが乗っていた船の中で、ぼくがいちばん大いかった。後ろをむくと、かま入が見えて「うわあ、かま入が見える。」と言った。
さし身を食べさしてもらった。少し赤っぽい魚と、タコとサザエとアワビを食べさしてもらった。サザエは、コリコリして、歯ごたえがいいからおいしかった。正油もあったから付けて食べとった。船には、よわなかった。
92 椹野小百合 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 漁業体験をした。私は最初、水視漁をやらせてもらった。水視漁は小さい船に乗るから、ちょっとこわかった。でも漁師さんはなれているから、さっと乗っていてすごかった。岩の近くまで行ってサザエをとった。漁師さんは、口にめがねをくわえていた。私はおもくてくわえられなかった。漁師さんは、「ここにサザエあるで。」と、やさしく教えてくれた。はじめは、めがねが使いにくくて、サザエがどこにあるかぜんぜん分からなかったけどだんだんなれてくると、つぎつぎにとれておもしろかった。いっぱいとれてきたら、漁師さんが、「上手になったなあ。」とほめてくれた。うれしかった。五つくらいとれたら、漁師さんは、「こんどはろこぎやろうか。」って言った。もうちょっと浅い方へ行って、ろこぎをやった。漁師さんが「ろと、つながっとるひもをぴんとはってこがなあかんのだ。」と教えてくれた。でもなかなか、できんかってすごいむずかしかった。漁師さんもいっしょにこいでくれた。漁師さんが、「前に行ったら落ちると思ってこわがらんと、うしろも前も同じようにこがなあかんのだ。」と教えてくれた。さっきよりは上手になったけど、むずかしくてできんかった。それで、今度はたこつぼ漁に行った。たこつぼ漁は、沖の方に出てやった。漁師さんがひもをひいとった。はじめは、小さいたこばっかりだったけど、あとから大きいたこも、いっぱいとれた。うれしかった。小さいたこは海にかえしてあげた。大きく育っていってほしいなあと思った。最後の一箱で大きいたこがとれた。大きいたこが、四、五ひきとれた。こんなにしんせんな魚や貝などがとれる本庄の海をいつまでも大切にして、きれいな海にしたいなあと思った。漁師さんもがんばってしんせんな魚をとってほしいなあと思った。
93 井上 葵 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 船に乗って広い海の上を走って、たこつぼがしかけてあるところに行った。そこは、いちめんきれいな海だった。私は、その海を見たしゅんかんに、「気持ちいい。」と言った。漁師さんたちはいつも、こんな海に来ていて気持ちがいいだろうなあと思った。さっそく、たこつぼをひきあげた。大きいタコがはいっているかなあ、小さいタコがはいっているかなあと、たこつぼがひきあげられるたびにそう思った。小さいタコがはいっていたときは、大きくなるように、海に、にがしてやった。はやく大きくなれよと思った。大きいタコがはいっていたときは、「ヤッター、でっかい。」と思わず言った。大きいタコは、元気がよくてもちあげたときに手にまきついた。ちょっとドクッとした。全部ひきあげれたら、船をうごかし、もんどりかご漁に行った。しかけてある場所は、大きな岩がたくさんあった。どうして、こんなところにしかけるのかなあと思っていたら、漁師さんが、「岩がたくさんあるところは、魚がたくさん住んでいるから、もんどりかごに、ひっかかりやすいから。」と言っていた。私も、もんどりかごをひきあげさせてもらった。思っていたより重かった。どんな魚がはいっているかワクワクした。ひきあげれて船の上にのせて中にいる魚を見ると、小さいけど、かわいい魚がたくさんいた。たこつぼじゃないのに、タコがはいっていたときがあった。二回目やったら、ひきあげるきょりが長くて、さっきやったより重かったから、いっぱいはいっているかなあと思ったら、ぜんぜんはいってなくてガッカリした。でも、全部あわせると、たくさんしゅうかくできてよかった。海は泳ぐだけじゃなく、こういう体験もできることがあらためて分かった。
94 太田さゆり 本庄小学校6年
 「漁業たいけんに行って」
 最初、私たちの班は、かご漁からした。最初、船に乗るときおちそうでこわかった。ほかの班が出発した。私たちの班も出発した。ちょっとこわかったけど乗ってるうちにこわくなくなった。船がどんどん進んでいった。岩の方まで行った。岩の方らへんに黄いうきみたいなものがうかんでいた。おっちゃんが「黄のを上げて。」て言ったから上げて下までつづいてるロープを引いて上げた。けっこう重かった。ロープを上げているとかごが見えてきた。かごを上げて見ると大きい魚がたくさん入っていた。テレビ局の人が、「大きいの見せて。」って言ったからもって見せた。2回目も3回目も4回目も5回目も小さい魚しか入ってなかった。でも3回目にヤドカリが入っていた。私は、初めて見た。本とかでしか見たことがなかったから見れてうれしかった。それでまさのりくんが海ににがした。それでかご漁が終わって船で止中まで行って、1回大きい船に乗った。大きいたことかあった。次に船がきて私たちは、それに乗ってたこ壷漁に行った。かご漁のときの船よりだいぶ大きくてそうじゅうの仕方とかちがった。機械がロープを引いてたこ壷がみえるととって水をすててだんだんならべていっとった。小さいたことかを私たちへなげてくれた。たこをさわっていたらたこにかまれた。すごいこといたかった。何回もやっていたけど大きいたこは、入っていなかった。おっちゃんは、電話をしたり、かかってきたりしていそがしそうだった。もう時間になったからもどった。私たちは、かご漁とたこ壷漁の2つをした。
 すいし漁もしたかったと思った。私たちがいつも食べている魚は、りょうしさんたちががんばって育てたりとったりしてくれている魚なんだなあと思った。かご漁とかをやってみると力がいるし、大変だと思った。
95 今澤南美 本庄小学校6年
 「漁業体験」
 浜の漁業体験に行った。わたし達は、最初にタコつぼ漁をした。船で沖の方までいき、タコつぼをあげた。タコつぼは20コしずめてあった。船がよくゆれた。タコつぼがまきあげられ始めた。ちいさいタコばっかりだったけど、何コかあげてやっと大きいのが一匹あがった。
 「水そうに入れといてくれ。」と言われたけど、手にくっついたから放りなげてしまった。水そうには、漁しさんが入れてくれた。それから、またちっこいのばかりあがってきた。クラゲもよくかかっていた。時々、ロープにクラゲが巻き付いていた。「ほら、またきたど。」と、漁しさんがいった。わたしはタコをさわれないから、「にげる、にげるにげる。」と、何回もいっていた。20コタコつぼをおろして、とれたのは2ひきだった。ぜんぶあげたから、べつの所へいった。つぎはどこかなと思った。ちがう船に乗って、もんどりかご漁にいった。野室の岩はだについた。黄いろいうきがたくさんういていた。「ほら、そのうきをあげれ。」と、いわれたからまず友希君があげた。わたしはとりそこなって、竹のぼうでとった。中に、タコが2匹も入っていた。たくさんの小魚も入っていた。小さいのは逃がしたけど、カモメにもっていかれるやつもいた。かごに入れた後、タコがにげようとしていた。急いであみをかぶせた。いろいろとたいへんだったけど楽しかった。こんなことも出来るから海は大事にしないといけないなあと、思った。
96 小原 梓 本庄小学校6年
 「漁業体験をして」
 漁業体験をしに浜へ行った。私達の班は、まず最初たこつぼ漁をした。船に乗った。これからたこつぼ漁をしに行くと思うとドキドキワクワクした。出発して、どんどん陸がはなれて行くと、なぜかとってもうれしく感じた。そして船が止まって漁師さんがたこつぼを上げていった。小さなたこが入っていたら、漁師さんが、「それ、にがしちゃって。」って言った。だから、葵ちゃんとでにがしちゃった。私は、小さいたこは、大きくなかったら帰すんだと分かった。それでたこつぼ19個中2匹しか大きなたこは、とれなかった。私は、もっととれると思ってたけど意外に少なかった。とったたこが入ってる水そうを見ていて、たこの足が二つに分かれていて、ビックリした。こんなの初めて見て、おもしろかったし、不思議だった。
 たこつぼ漁の次に、もんどりかご漁をした。船に乗っていると、とび魚がとんでいて、何メートルもとんでいるからすごくビックリしたし、初めて見たからうれしかった。何人か、かごを上げた。魚がたくさんかかっていた。小さい魚はにがした。
 私の番がきた。上げていくとかごの黒いのが見えた。それに、たこがくっついていたけど、たこは、にげていった。かごのひもをとって、中の魚を出した。死んだたこも入っていた。死んだたこは、海へなげた。二回目の私の番がきて、やったら、重かった。でも、小さい魚しかかかってなかった。二回で終った。水視漁は、時間がなくて、できなかったから残念だった。でも、たこつぼ漁ともんどりかご漁ができてよかったしおもしろかった。いろいろ教えてもらえたり、体験できて、よかった。
97 坂野良太 養老小学校6年
 「われは海の子」
 ぼくは、海が好きです。なぜかというと、海が近いというのもあるし、海でつりをするのが好きだからです。つりもするけど、もんどりというタコや魚をとる仕かけをはめてとっています。一番多く入ったのは、二つのもんどりに合わせて七匹もたこが入ったことです。もんどりのえさは、お父さんが漁協からもらってきた、イワシやダツを入れます。ほかにも、ぼくが石をおこしてとった、カニも入れます。タコは、カニが大好物なので、もんどりに入れると、次の日には、必ず入ります。カニをとるのは大変だけど、もんどりにタコが入るとうれしいです。
 つりでは、一年間ほとんどできます。春はガシラとメバル、夏はキスやサヨリ、秋はアキイカ、冬はガシラをつります。つりをしているとき、となりでつりをしている人とよく話します。例えば、「お父さんは漁師か」とか言われます。
 冬前は、タルイカが浜にあがる時期です。去年の11月5日に、タルイカがあがっていないかなと思って浜を歩いていると、80センチ位のタルイカを二匹も見つけました。うれしかったけど、重くて自分だけでは持ち上がりませんでした。そのあと、三匹目も見つけて、陸からはぼくとお母さん、海からは海良丸という船からお父さんがとろうとしました。でも、お父さんがたもでとろうとすると、沖へすごい勢いでにげていって、残念でした。それから、毎日くらい浜へ見に行ったけど、だめでした。
 お父さんがタルイカをとろうとした船で、ときどきつりにつれていってくれます。船でつりに行かなかったら、海にかんしんを持たなかったと思います。海が好きだから、もっと波見や養老の漁業について、知りたいです。








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