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6 バイオ・ディーゼル燃料使用に伴う二酸化炭素の削減効果
 廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料は、化石燃料である軽油と比較して、リサイクルエネルギーであるとともに、地球温暖化の原因となる炭酸ガスの排出抑制効果がある。
 例えば、現在、京都市が、ごみ収集車及び市バスの燃料として生物起源のバイオディーゼル燃料を年間約150万リットル*使用することは、軽油使用により発生する二酸化炭素の排出を年間約4千トンも抑制することになる。
  *ごみ収集車210台、市バス81台(平成12年度)
表 バイオ・ディーゼル燃料と軽油との比較
  バイオ・ディーゼル燃料 軽油
エネルギーの種類 リサイクルエネルギー(自然循環型エネルギー) 一次エネルギー(限りある資源エネルギー)
廃棄物の観点 ごみとして排出された油のリサイクル 特になし
原料 廃食用油(植物性油脂) 原油(化石燃料)
燃料製造に要する期間 約1年(大豆・なたね等の成育期間) 数億年(原油ができるまでの時間)
供給面 原料の植物がある限り製造可能 40〜50年で枯渇
炭駿ガス吸収 原料となる植物が吸収 なし
 
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図 バイオ・ディーゼル燃料のライフスタイル








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