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(1)  収集システム
 収集システムについては、[1]ステーション方式、[2]公共施設等での回収の2つの代替案を提示した。これらの代替案については、どれかひとつを選択するのではなく、併用が可能である。
 
[1] ステーション方式
 
代替案 代替案1 ステーション方式
概要 ・松山市のごみの分別区分に「枝葉の日」を加え、月1回〜年数回程度、通常のごみステーションを利用して回収する方法である。回収にはパッカー車やダンプ車を使用する。
役割分担 住 民:剪定枝を束ねたり袋に入れてごみ集積所に排出
行 政:収集日などを設定 剪定枝を分別区分に加えたことをチラシ等でPR排出された剪定枝の収集
メリット ・市民アンケート調査によると、望ましい回収場所までの距離は「ごみステーションと同じ」が84.9%となっており、この要望に対応することが可能である。
・多くの回収場所を確保することが可能である。
・多くの回収量が見込まれる。(施策の効果欄を参照)
デメリット ・剪定枝の収集体制を整備する必要がある。
先進事例 ・神奈川県鎌倉市では、家庭系の剪定枝の回収を平成9年10月より実施している。年間回収量は約2,000トンである。
施策の効果 ・全ごみステーションで年数回実施し、松山市で枝葉を排出している世帯(アンケート調査によると約6割の世帯が排出)のうちの5割が協力し、排出量の1/2が「枝葉の日」に排出されたと仮定して、180,000世帯×60%×50%×40kg×1/2=約1,080トン/年の回収が見込まれる。
 
[2] 公共施設等での回収
 
代替案 代替案2 公共施設等での回収
概要 ・公民館などの施設に拠点を設置し、月1回程度の日時を設定して住民に剪定枝を持ち寄ってもらう
役割分担 住民:剪定枝を束ねたり袋に入れて公民館等に持参
行政:回収拠点の整備
周辺住民へのPR排出された剪定枝の収集
メリット ・1カ所に一定量の剪定枝を集めることができるため、収集が容易である。
・地域単位でのミニコンポスト施設や公民館での暖房用として使用する場合に適している。
デメリット ・市民アンケート調査によると、望ましい回収場所までの距離は「ごみステーションと同じ」が84.9%となっており、この要望に対応することができない。
・回収拠点のごく近隣の世帯の協力しか得られない可能性が高い。
・多くの回収量は見込めない。
先進事例 特になし
施策の効果 ・松山市内10拠点で実施して、1拠点当たり50世帯が参加し、排出量の1/2が持ち込まれると仮定して、50世帯×10拠点×40kg×1/2=10トン/年の回収が見込まれる。








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