(3) 地域情報の発信現況と先進事例
国、県、民間企業、市民団体等により、既に多くの広域情報が提供されている。ただし、その内容は、きめ細かさや内容の統一性にまだ多くの問題がみられる。自治体の提供する情報を合わせても、桑名・員弁地域の情報はまだまだ不足している。
これに対応するには、広域的な利用状況や情報源の状況からみて、「防災分野」、「スポーツ・文化分野」などが、まず取りかかるべき情報分野とみられるが、上記の多様な主体の存在を考慮すると、それらとの連携のもとに統合的な情報提供サイトの形成が展望される(図表 序-7)。
図表 序-7 地域情報の発信現況と先進事例
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(4) 広域的情報システムのあり方
ア 広域的行政サービスと地域連携のあり方
以上の検討結果をふまえ、広域的情報システムの基本目標として、三重県、桑名・員弁広域連合構成自治体、民間企業、NP0、市民団体等の提供する多様な地域情報を統合し、住民の使いやすい形で提供する「
広域ポータルサイト(※)」の構築、また、地域において情報発信、地域サービスの主体となる市民団体、NP0などコミュニティ活動組織を育成、強化し、住民のニーズと地域の実体的なサービスとを結び付ける「
コミュニティ・インキュベータ(※)」の形成を進め、両者が連動して桑名・員弁地域の地域コミュニティの再生と、広域コミュニティの創造を図ることとしたい(図表 序−8)。
図表 序-8 桑名・員弁デジタルコミュニティ(仮称)のイメージ
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