オ 対象地域の整備の考え方
[1] 対象地区全体の将来的な土地利用
南部沿岸地区全体の望ましい将来的な土地利用としては、「優良農地のみ農地を残す」が59.5%で最も高く、以下、「悪条件の所のみ新たな土地利用」(26.2%)が続き、農業に不適切な土地については新たな利用を肯定する意見が強い。これに対して「農業のみでいくべき」は3.6%にとどまっている。
図表1-4-17 将来的な土地利用
[2] 対象地区の保全・活用に対する協力
対象地区の保全・活用(荒廃地の防止、新たな土地利用の促進等)に対する考え方については、「協力する」32.4%、「条件によって協力する」61.4%となっており、協力に前向きな地権者が全体の9割以上を占めている。
図表1-4-18 保全・活用に対する協力
[3] 対象地区の新たな土地利用
農業以外の新たな土地利用については、「工業振興(企業、工場の立地等)」が47.4%で最も高く、以下、「自然の保護・活用」40.4%、「観光・文化振興(観光施設、宿泊施設)」40.4%が続く。
図表1-4-19 新たな土地利用(複数回答)
[4] 地区別の土地利用
地区別の土地利用については、各地区ともに「工業振興」が高い割合を示した。また、湊中地区、湊東地区、湊西地区では「観光振興」が、大野地区では「自然保護」が他地区よりも高い割合を示している。
図表1-4-20 地区別にみた望ましい新たな土地利用の方向