ウ 利用していない理由
砂地畑を利用していない理由としては、「採算があわない」(58.5%)が最も高く、以下、「周辺が荒地化している」(46.7%)、「働き手が高齢化」(27.4%)が続く。
図表1-4-13 地区別にみた砂地畑の利用の状況(複数回答)
エ 将来的な土地利用の意向
[1] 農業経営の意向
将来的な農業経営の意向としては、「経営改善し規模を拡大したい」は1.3%、「現状維持」23.8%にとどまり、「自家菜園程度にしたい」35.8%、「将来はやめたい」23.2%といった消極的な意向をもつ地権者が半数以上を占めた。
図表1-4-14 農業経営の意向
[2] 所有している砂地畑の利用意向
所有している砂地畑の将来的な利用意向としては、「農地として利用したい」地権者は15.8%、「農地以外の利用をしたい」地権者は22.4%、「何もしないで所有だけする」は20.6%となっている。また、「第三者に売却したい」地権者は19.4%、「第三者に賃貸したい」地権者は21.8%となっている。
図表1-4-15 砂地畑の意向
[3] 売却・賃貸についての意向
砂地畑を売却・賃貸する意向については、「工業用地への利用」を希望する地権者が46.9%で最も高く、以下「公共用地」32.8%、「農地」28.1%、「観光・文化用地」28.1%が続く。
図表1-4-16 売却・賃貸の意向(複数回答)