サミットが国際社会の平和と安定に寄与するための提言を行うことを目的として、「プレ・サミット」を開催します。サミット8カ国から参加した有識者が、その年のサミット協議事項に関連する政策問題を討論、政策提言を参加国首脳に提出します。第1回会議は、7月の沖縄サミットに向けて4月に東京にて開催し、森首相に政策提言を提出しました。また、1月には、イタリアにおいて準備会合を開催し、シェルパ会議に向けての提言を各国のシェルパへ提出しました。

　

　

第1回(2000年4月10日〜12日)

会場:ホテルオークラ(東京)

参加者:

【アメリカ】

　ヘンリー・キッシンジャー(元国務長官)

　ロバート・ゼーリック(元国務省次官)

　フレッド・バーグステン(米国際経済研究所所長)

　ポール・ボルカー(元FRB議長)

【イギリス】

　ジョン・チップマン(英国国際戦略研究所所長)

　レオン・ブリタン(元EU副委員長、元内務大臣)

【イタリア】

　パオロ・グエリエリ(国際関係研究所上級科学顧問)

　レナート・ルッジェロ(元WTO事務総長)

【カナダ】

　ウェンディ・ドブソン(トロント大学教授兼同大国際ビジネスセンター所長)

【ドイツ】

　カール・カイザー(ドイツ外交政策協会研究所所長)

　ディビット・V・ランダウ(ドイツ銀行常務取締役)

【日本】

　行天　豊雄(東京財団理事、財団法人国際通貨研究所理事長)

　船橋　洋一(朝日新聞編集委員)

　竹中　平蔵(東京財団理事長)

【フランス】

　パトリック・メサーリン

　(パリ政治学院教授兼世界経済政治学グループ・ディレクター)

　シエリー・D・モンブリアーニ(フランス国際関係研究所所長)

【ロシア】

　ボリス・フェドロフ(元大蔵大臣)

　

　英国に本拠を置く21st Century Trustが、2000年を記念して、初めてアジアで開催する人材育成と研究交流のための会議を共同開催しました。国内外からの講師および各分野で活躍する将来有望な若手、総勢約40名が参加しました。

開催日:	2000年5月12日〜19日
会場:	御殿場経団連ゲストハウス
シニア・フェロー:	サー・ジョン・ボイド(ケンブリッジ大学
	チャーチル・カレッジ学長、元駐日英国大使)
	竹中　平蔵(東京財団理事長)

　

　インターネット・ベンチャーのトップ・ランナーが、今後の世界におけるビジョンを議論するための会議を、インターネット国際会議実行委員会(実行委員長:孫正義氏)と共同開催し、政策提言を首相官邸において九州・沖縄サミットの議長を務める森首相に提出しました。また、朝日新聞社より同会議に関する書籍「IT革命新世紀への挑戦」が出版されました。

開催日:	2000年7月19日
会場:	ホテルニューオータニ
参加者:	孫　正義(ソフトバンク株式会社代表取締役社長)
	ジョン・チェンバース(シスコシステムズ社最高経営責任者兼社長)
	ジェフリー・P・ベゾス(アマゾンコム設立者/最高経営責任者)
	ジェリー・ヤン(ヤフー・インク取締役)
	リチャード・リー (パシブィック・センチュリー・グループ会長兼最高経営責任者)
	千本　倖生(東京財団理事、イー・アクセス株式会社代表取締役社長)
	竹中　平蔵(東京財団理事長)他

　

　アジア太平洋地域における組織的集団暴力および人権侵害、つまり、戦争、侵略、植民地統治、ジェノサイド等への理解を深め、歴史和解への取り組みに関する比較を行い、共通点、相違点を探求しました。会議の成果は、書籍(日本語版および英語版)として出版されます。

開催日:	2001年2月15日〜17日
会　場:	国際文化会館、東京全日空ホテル
参加者:	明石　康(元国連事務次長)
	ギャレス・エバンズ(元オーストラリア外務大臣)
	フランク・エルベ(駐ポーランドドイツ大使)
	佐藤　行雄(国連大使)
	グレッグ・シェリダン(The Australian編集長)
	スコット・スナイダー(アジア財団韓国代表)
	リチャード・ソロモン(米国平和研究所所長)
	ヴィクター・チャ(ジョージタウン大学准教授)
	ナヤン・チャンダ(Far Eastern Economic Review編集長)
	マリアンヌ・ヘイバーグ(ノルウェー国際問題研究所主任研究員)
	楊　大慶(ジョージ・ワシントン大学准教授)
	李　時栄(元韓国外務次官)
	マルヤ・ルビス(人権弁護士)
	若林　正丈(東京大学大学院総合文化研究科教授)
	船橋　洋一(「同盟比較研究プロジェクト」リーダー)

　

　研究叢書「政策研究シリーズ」(株式会社日本評論社)の刊行、当財団の政策研究に関する紹介のため、第2回政策オープンハウスを開催しました。

開催日:2000年6月27日

会場　:日本プレスセンター