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第一部 「アメリカの戦略的姿勢の再定義」
 
進行役: それでは、シンポジウムの第一部に入らせていただきます。第一部は、まず、米国外交問題評議会副会長のチャールズ・ボイド先生に、「世界の安全保障環境〜新しい世界・新しい選択肢」と題して基調講演をしていただきます。次いで、パネリストであります杏林大学の田久保忠衛教授、帝京大学の志方俊之教授、慶応義塾大学の福田和也助教授のお三方にコメントをいただきまして、そののち討議に入ります。モデレーターは日本財団の歌川令三常務理事にお願いいたします。
 それでは、先生方、どうぞ壇上にお上がりください。
 パネリストの方々を簡単にご紹介させていただきます。詳しいプロフィールにつきましては、お手許のプログラムにございますので、そちらをご覧ください。
 まず、基調講演をしていただく米国外交問題評議会のチャールズ・ボイド副会長でございますが、コマンドパイロットとして1960年代から欧州、太平洋地域ならびに米国本土で活躍されました。1995年に米国欧州軍司令部統合軍司令官代理として退役され、その後は21世紀国際立法者プロジェクト社理事、ニュート・ギングリッチ下院議長戦略顧問、米国国家安全保障委員会(ハート・ラドマン委員会)の常務理事等を歴任しておられます。
 杏林大学の田久保忠衛教授は、約30年間、時事通信社でワシントン支局長、外信部長、編集局次長兼解説委員などを歴任されたのち、1984年に杏林大学に移られまして、以来、国際関係あるいは国際政治の分野で研究を進め、教鞭をとっておられます。1992年には社会科学部長、翌93年には大学院の国際協力研究科長もお務めになりました。田久保教授には第二部で基調講演をしていただくことになっております。
 帝京大学の志方俊之教授は、防衛大学校を第2期生として卒業されましたあと、陸上自衛隊に入隊され、その後、人事部長、第二師団長、北部方面総監などを経て、1994年に退官されました。その間、米国陸軍戦略大学国際研究員、在米日本大使館防衛駐在官としても活躍されました。1995年から帝京大学法学部の教授を務めておられます。
 慶応義塾大学の福田和也助教授は、1996年から慶応義塾大学の環境情報学部で教鞭をとっておられますが、そのかたわら文芸評論家としても活躍しておられます。多くの著作を発表されていまして、三島由紀夫賞や平林たい子賞を受賞しておられます。
 それでは、チャールズ・ボイド先生に基調講演をお願いしたいと思いますが、あとは歌川常務理事にバトンタッチをしたいと思います。よろしくお願いいたします。








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