9. バリアフリー化やユニバーサルデザイン導入で検討していること、悩んでいることについて
●いたずら、ホームレス問題
・トイレブースにある程度のスペースが必要となり、そのスペースでの若者たちのいたずらや、浮浪者の宿泊など、対応に苦慮している。ユニバーサルデザインを導入したトイレの事例を見てみたい(図面でも)。(日田市)
・身障者用トイレの中が広いため、その中で遊ぶ人がおり、イタズラや物を壊されたりして使用できなくなることがある。(高萩市)
・身障者トイレのブース内が広く、密室になるため、軽犯罪に使用される。(魚津市)
・ホームレス対策について。・若者によるたむろ、いたずら対策について。・夜間、休日等の緊急対応について。(荒川区)
・多目的便所は、広いため非行やホームレスのたまり場となりやすい。非常ベル等いたずらで使用に支障がある。(箕面市)
・トイレ設置のガラスが割られる。ペーパーホルダーがなくなる。(室戸市)
・バリアフリー化ということで、車いす対応のものを設置すると、公園の便所は屋外であり浮浪者が寝泊りしたり、若い人が好ましくない行為をする場所になる。(前橋市)
・ホームレス対策。・器具等の破損や落書き。・便器への異物の混入など使用者のモラル。(松戸市)
・障害者(だれでもトイレ)用のトイレがホームレス等の寝泊り場所になり苦慮している。(長崎市)
・見知らぬ人たちにも多く利用されるトイレは、治安や風紀上の理由から様々な問題が起きている。特に公園では身障者用トイレの中でのいたずらが多い(若者のたまり場、花火・タバコ・便器の中に物をつめる等)。(東松山市)
●維持管理
・ユニバーサルデザインを推進していく上で、検討しなければならない事項と考えているが、維持・管理面に課題がある。(深谷市)
●予算
・予算不足によりすべてのトイレに高いレベルのユニバーサルデザインを導入することが困難ななか、施設の利用形態により、グレードを区分する必要があるが、その基準を検討するのに悩むことが多い。(江津市)
・予算が厳しい。(品川区)
・建設費、維持管理費用がかさむ。・非常用呼出の際の対応、体制ができていないので、通行人にパトライトで知らせている。(魚津市)
・既存便所や他の公園施設の改修に多額の経費を要すること。(安中市)
・公共トイレを設置するスペースが多く(広く)あることにこしたことはないが、限られたスペース、予算の中でだれでもが使用しやすく、ゆとりあるものにすることにはどうすればよいか苦慮するところである。・既設トイレの改修、改造。(尾西市)
・財政等のからみもあって、良い事であるが実施には難しい点も多い。(栃尾市)
・特に、視覚障害者への対応レベルをどのようにしたら良いのかが課題になっている。(長岡市)
・新規建設施設については、県条例に基づき順調に整備が進んでいるが、既存のものは構造的・スペース的又、財政的に困難が多く、整備に苦慮しているのが実状。(鈴鹿市)
・要請に応じるだけの財源措置が十分にできない。(旭川市)