【Aグループの報告・取りまとめ】 グループリーダー 濱田
Aグループでは、ディスカッションというか、事例がそれぞれの先生方の立場、博物館の立場も違っているという名簿から、最初に僕のほうから問題設定をさせていただきました。それはリーダーシップというのはどうやってとるか。こういうプロジェクトのとき、リーダーシップはだれがとるのかという問いかけで出たんですが、ある学校では、もう既に非常にすばらしい仕事をしておられて、学校から外へ出ちゃう。宿泊を兼ねて行って、そこで、そこにある組織のリーダーシップを持てる資格を持ったレンジャーなんですが、その方にノウハウをいただきながらやっていって、帰ってきて、それをまとめるというか、形にしたいとおっしゃったんですが、ただ、悩みもありまして、子供たちが帰ってきたときに、自分の生活とそことは、都会から離れて地方へ行って帰ってきたときに、どれだけの結びつきが残るかという心配がある。その学校では実は集団指導していて、生徒さんに対して7人の先生が専門の枠を越えて指導している。リーダーシップというとり方に非常におもしろい示唆をいただきました。
それから、話が始まっていろいろ出てきたんですが、基本的には、少しアイデアな形でまとめますと、総合学習というのは、あくまでも体験型学習なんです。これは学校でやっていることと非常に違う側面で、大きい。体験型ということは、集合体の集合の中でのコミュニケーションメソッドは何か確立しなきゃいけない。それはリーダーシップでもあり、子供たちの自主性でもあり先生たちの積極性でもあるという、集団で動いているということ。となると、ここで発言がしにくいのは、子供たちの立場というのは、僕、一番最初に申し上げたようになかなか出てこないんですが、じゃ、子供たち同士のディスカッションというのはどういうふうな形で持ったら、総合の学習にはいいんだろうという話に移っていきましたら、実は子供たちの討論の場も設けている学校の事例も報告されました。これは学校それぞれ違いますから、Aグループの結論がある1つのモデルになることではないんですけれども、どうもこういう総合学習の1つのしんをつくっているのは、コアをつくっているのは、総合学習は相互学習、相互作用の学習であるという、言葉のかけになりますけれども、お互いに先生たちも新しいことがあり、子供たちにももちろん新しいことがあり、博物館にとってもショッキングなことも含めてたくさんのことがある。それの情報交換は積極性があるかないかでの違いが出てくる。