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そういうふうにいけば、子供たちに対して、つまり子供と専門家が直接対峙するのは、大きなところで、講義でもいいかもしれない。直接対峙するのは、ボランティアその他の方々が結構いけるという話が出てきました。

いずれにしても、話がだんだん私の話したことにつられて大きくなってきまして、博物館と学校だけではなくてして、博物館と学校と小学校、中学校と例えば大学とか研究機関とか、そういうところの人を引き出してきて、そして、博物館側としてそれを、市民のボランティアもネットワークしながら、まちづくりに作用できるような話も含めてやっていけば、博物館としての生き方もできるし、学校としての生き方もできるのではないかというように進んでいきました。時間がないので、以上で終わりたいと思います。

 

【Bグループの報告】 グループリーダー 長瀬

Bグループからもいろいろ意見が出たんですが、なかなか私、取りまとめが不十分ですが、要するに学校のほうの立場からはもう少し情報が欲しい、博物館のいろいろな情報が欲しい、そういうようなご意見が多かったわけです。まだ、こういうような教育の動きが出て、それほど十分な時間がたっていないということで、博物館側からの情報提供が欲しいということです。

もう一つの意見としては、学校の先生方にもう少し主体的になっていただいて、いろいろ情報を集めてもらいたい。あるいは積極的に博物館などにいろいろ意見を言っていただきたいという意見が出ました。

それともう一つ、都会と、自然環境に恵まれた地方では、取り組み方が異なると感じました。自然環境に恵まれたところというのは、周りの自然を十分教材に使って、そして、例えば先生方も1つのテーマを持って、そういうような分野で専門家になってというか、そういう興味を持っていろいろ勉強されてはどうかとか、そのような意見が出ました。先生のそのような姿勢は、子どもや地域社会に大きな影響を与えます。学校は小さな博物館と言えます。

都会は非常に恵まれて、博物館、美術館、いろいろありますから、そういうようなものを十分活用していけるような先生方の主体的な情報収集、それとカリキュラム化ができます。ただ、それもそれだけじゃ不十分で、夏休みなどを利用した自然の中に入った活動というようなことも必要じゃないかと思うんですが、そのような意見が出て、時間になってしまいました。以上です。

 

 

 

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