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6. グループ討議 取りまとめ

 

グループ討議のテーマは、「ミュージアムスクールはできるか?」です。

このグループ討議は、講師と参加者を3つのグループに分け、総合的な学習の時間を会して、小中学校と博物館の有機的な連携についてそれぞれ討議しました。

このグループ討議の結果を各グループリーダーから報告していただきました。

 

【Cグループの報告】 グループリーダー 村橋

博物館と教員との対話というテーマが成立をいたしました。博物館側のほうから、教師は博物館の専門家を教師と、つまり教師を仲介にいろいろ教えて、そして、教師が子供たちに教えるというふうに思っているのか、専門家と子供たちを直接対峙させたいのかという質問を出しました。それは千葉県の中央博物館の取り組みは、教師に対してそれをいろいろサジェスチョンなりして、その後、教師が生徒さんとつき合ってもらいたいという意図でやっているという主張から始まったんですけれども、まず、それをやってみたら、教育委員会を通じてお願いしたら3名しか来なかった話から始まったんです。それはやり方がどうなのかという話から始まっていきました。中学校の校長先生やいろいろな方が発言していただきましたけれども、結局、今、学校にはいろいろな情報がどんどん入ってきて、とてもこなし切れない。あるいは先生方の話ですと、年に二、三人しか出張できない。そうしたら、教員たちが行きたくても行けないんだという話が出てきます。ですから、例えば博物館側が入り立ての先生で、3年間でこれこれの領域のというふうに少し狭めてくれれば、行きたい先生が出てくるかもしれない。フィットするかもしれない。こういう話も出てきました。問題は、専門家と子供の数のミスマッチ、専門家が少なくて、子供が多いということに問題がどうもあるという話が出てきまして、それは一体どうするのかという話になってきましたけれども、幾つかの博物館、例えばエコミュゼの方のお話で、これは滋賀県の例だとか、あるいは未来館とか、それから科学技術博物館とかの方々が発言をされまして、それから教師の方からも発言をして、結局、専門家は少ないんだから、専門家とそれを取り巻くボランティアというものをつくっている幾つかある。その人たちにお願いしながら、生徒と一緒に勉強していって、教師はそれの仲介役をやっていけば結構進むのではないかという話が、話として進んできました。

 

 

 

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