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ビデオでも見てもらいたかったんですけれども、この写真はずっと泳ぎながら発光液を出している様子です。海の生き物の不思議さでしょうか、そんな様子が感激してもらえるのではないかと思います。(スライド14)

これは「海の水から塩を取る」という今年から始めたプログラムで実験しているんですが、2枚目の写真で見てもらったように、博物館の周りは砂浜です。夏場は特にプランクトンが発生したり、大雨の後、薄くなって実験には適さないということで、うちの大学の調査船で黒潮で汲んできたきれいな濃い海水を使って、くみ置きしたものを使っています。それを分けて、なべに入れて、こんろで煮るという実験の手順です。(スライド15)

海水が煮詰まるまで1時間近くかかってしまうので、先ほどの塩の展示のところへ行って、具体的にこんなに細かくいろいろなものが入っているんだよとか、それから、昔の製塩方法はこんなふうにやっていたという話を待ち時間の間に説明しています。

(スライド16)

ここに写っているのがほぼできた塩なんですが、それをさらに味見したり、精製された食塩と比べてみたり、一部分は持ち帰って、うちの人にもそんなことを体験してもらったりということをやっています。(スライド17)

これは地引き網ですね。先ほど航空写真で上から見ていただいた、この奥が清水港になります。ここに網を入れている漁船がいるんですが、今は地引き網のロープをずっと入れているところです。(スライド18の上)次の写真はロープの一方を今、引き始めたところです。(スライド18の下)次は、とれた魚をバケツでみんな運んでいるところです。(スライド19の上)博物館の輸送用のトラック、水槽に次々に入れているところです。(スライド19の中)博物館へ持ってかえって、水槽に入れて、そこでとれた魚の種類とか、その魚の性質、みんなが魚を扱うときの注意とか、それから、地引き網は水族館でも魚を集めるときの代表的な例ですから、そういうことも話をしています。(スライド19の下)

絵はがきがありますので、皆さん、1枚ずつおとりになってください。(スライド20)これは実は先ほど見ていただいたプログラムの一覧にも入っていないんですが、ことし試しにおこなってみたものです。この写真はミズオという深海魚です。体は非常に細長くて、1.5メートルぐらいありますか。口がこんなに大きいんです。自然状態ですと、外洋の中層を泳いでいて、こんなに青いですからそんな深くない、多少光がとどく水深にいる魚だと思います。

 

 

 

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