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船の科学館で行なっております体験学習には、生涯学習と、学校向けの学習というものがあります。上の写真(スライド2)は、毎年6回ほど外部から講師の先生方をお迎えして、その年その年の注目されるような船と海をテーマとした内容のセミナーを開催していまして、これは昨年度の海賊をテーマにした、日本財団さんの支援事業として実施したものです。今年はNHKの大河ドラマに関連させて、蒙古襲来をテーマとしたセミナーを開催しております。地域との合同講座で、これは江東区の砂町文化センターとの合同講座の様子で、和船についての講義を行なっているところです。今後は、これら一般向けの講座も、出前講座のような形で近隣の小学校、中学校などに展示物を持っていって、実施していきたいと思っております。

そのほかに、目の前が東京港という港ですので、実際に皆さん方に船に乗って港湾の施設を見ていただく体験乗船会も開催しております。(スライド3)遠目に見ますと5万トンクラスのこのコンテナ船も、小さくしか見えませんが、近場まで船で寄りますとほんとうに見上げるような大きな船であることが実感できますし、40フィートのコンテナの中には日常生活に必要なものがたくさん積み込まれて、ドア・ツー・ドアで参加されている皆さんの地元まで運ばれている、そのような解説を交えながら、船と日常生活の関わりについて体感していただける事業として年8回開催しています。

本日、資料の中にパスポートというのを一冊入れてございますけれども、参加されたお子さん方に港湾の施設を見ながらどういう船をごらんになられたか。港の中にもいろんな船がございますので、そういうのをスケッチをしていただいたり、メモをとっていただいたりできるようなものもご用意しております。

あと、船で出るというのは経費もかかりますので、館内からの港の見学会も随時行なっています。こちらの写真(スライド3)は、ちょうど昨年11月の南極観測船しらせの出航時の見学会の様子です。きょうも晴海埠頭にしらせが泊まっておりますけれども、しらせが南極観測に出航するときなど、主だった船が通るときには、見学会という形でそのときにいらっしゃっている生徒さんたちにアナウンスをして、港の役割ですとか、その日に通る船の解説をさせていただいております。

これは港で見れる船の種類ですとか、港での船の交通ルールなどをプリントした冊子です。(スライド4・5)船についておりますファンネルマークという、煙突のマークでどこの会社の船なのか。あと、港の中にはこのような浮標といいまして、海の信号があります。

 

 

 

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