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そのとき、私たちは、塩をつくってなめさせるんですけれども、夏休みに子供が自分で塩をつくっていくんですね。塩のつくり方なんてわからないで、自分で工夫して、そしてガスで発散させたり、いろんなことをしながらやったり、それから、凍る湖と、あるいは川と、凍らないところというのを考えるわけです。それはなぜかというと、塩水が入っているからだとか、そういうことを子供たちが考えながらやったり、それから、例えば緑のところで、ある種類の、私は生物学は全然知らないで、いいかげんなことを言っているんですが、例えば、ツタ系とかあるいはシダ系ですね。シダ系なんかは非常に少ない地域なんですが、それが子供たちが新しいものを発見してしまうんですね。金沢区にはなかったものを。

今、ちょっと言いませんでしたが、大道小学校という、川に沿ってずっと上がっていく学校のところでは、横浜には20年間ぐらいなかったような昆虫を子供たちが見つけてしまうというようなことをやっています。つまり、博物館が小学校にも、外にもどこにも、どうもありそうだという感じがしてきたわけです。それに対して、地域の博物館を含めた私たちも連携をしているということです。

どうも時間がオーバーしてしまいそうなので、何か質問がありましたらお願いします。

 

【質疑応答】

 

【村橋】 例えば学生がこんなよもやま話の小学生用の本をつくったりしているんです。これは初めにちゃんとした本をつくったりね、今ありませんね。つくって、それを今度はその一部を砕いて小学校に全部印刷して配りました。それは漫画がうまい学生さんと文章を書く学生さん、ゼミの学生さんがつくって、私、何にも言ってないです。つくっちゃったんですね、お金を出してあげただけで。そういう形で学生も小学生も交流の場がどんどん開けているという、そういうことが私は、その子供たちが次の世代をつくるというふうに考えると重要だと思っています。

【参加者A】 私も大変狭い地域の千葉県野田市というところから参りましたけれども、いろんな意味でほんとうに古い町ですから、それぞれの団体等は大変活躍しておりますけれども、今、伺いますと、大変それが組織的に連携されて、とてもよいまちづくりを目指したご活躍で感心して伺ったんですけれども、先生のおっしゃる生徒さんと学生はどこの大学とか、あと、行政がどんなふうにかかわって、当然指導なさるのも土日、生徒さんを連れていらっしゃるのは土日とか、それのあと責任ですね、大変難しい問題もいろいろ実際おありだと思いますけれども、いわゆる市の教育課なんていうのはどんなふうにかかわっていらっしゃるんでしょうか。

 

 

 

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