(スライド13)
それをやり始めたプロセスというのは、子供たちは目的があって、どういうスタイルでやろうかと。支援する側の親たち、学生たちはどういうストーリーでやろうかということを考えまして。
(スライド14)
そして、金沢八景というのを一つずつ、金沢八景というのは江戸時代に名前がついたという日本でも少ないところです。もともと言いますと、中国の八景、十景から来たものなんですが、それを使いながらやってみようというのは、考えたのは実は学生です。
ここで言いますと、瀬戸の秋月って見えないんですが、昔の絵、ちゃんと出ているじゃない、お月様が。今、市民たちは見るのか、見ない。どうしようかということを考えたわけです。
(スライド15)
それで、北条政子がつくった八景島というのが、こちら側に瀬戸神社がありまして、瀬戸神社から国道を隔ててずうっと突き出ています。そこに牛乳パックを2つ合わせて、言ってみればぼんぼりのようなものをつくってしまったわけですね。それは間が透けて見えます。
(スライド16)
これは夜の景色です。これは昨年度の絵なんですが、こういう形で見えます。
(スライド17)
子供たちがこうやって出して、こういうふうに絵をかいたりしているんですが、そういうものが見える。子供たちが自分でつくったのを楽しむ。親御さんが、必ず来てしまいますから、そこでいろんな会話が始まるわけです。
(スライド18)
実は、今のところでは月に一遍だけなんですが、ほかのグループ、水辺を観察するグループに来てもらって、網を打ってもらって、いろんなものを、魚や何かを出してもらいました。そうしますと、昔はいたけれども、今はいないと思われた生物といいますか、魚がどんどん出てきておりますね。それを、土曜日か日曜日にやりますから子供やお母さん方が見にきます、今のところに。そこに展示していると、もうそこがつまり博物館になってしまうということになってしまうわけです。これは野島の夕照という景色ですけれども…。