みずから学び、みずから考え、そして判断をする力を養成するという総合的な学習のねらいを考えますと、海、川、水の問題、特に水の循環を下敷きにした身近な自然や、それと私たちの生活とのかかわりについて学習するということは、その総合的な学習の対象としてぴったりだと思います。
そこで、日本財団では、子供たちが学校で海や川、水について学ぶ機会が増えること、それを願いまして、このセミナーを今年開催させていただいております。3月と8月、それぞれ行いまして、今回がその3回目でございます。このセミナーが皆さんのお役に立てば大変うれしく思います。
また、学習活動の一環といたしまして、皆さんの学校で海、水に関する学習を行うための講師を必要としたり、あるいはボートやカヌー教室を企画したり、あるいは海、船に関する博物館展示等を探したりする場合には、私たちでもそのお手伝いができると思います。ぜひご相談ください。また、博物館の海、船などに関する企画展示をされる場合には、そういう博物館に対する支援ということも考えていきたいというふうに思っておりますので、どうぞご遠慮なくご相談してください。
今回は、放送大学や恐竜でおなじみの濱田先生をはじめとしまして、長瀬先生、村橋先生と、そうそうたる方々に講師をお願いしております。また、荒川知水資料館、船の科学館、東海大学海洋科学博物館からも事例紹介をしていただくことになっております。これからの数時間が有意義なものとなりますようにご期待申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。
