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ではそこに行けば良いかというと、そうではなくて、学芸員はたった1人だけ。館長1人、学芸員1人のところからはじまって、一番多くて、学芸員がドクター持ちが30人以上いるのかな。ですが、そういう人に聞いてもフルーツは総合の学習には直接出てこないはずです。またそのように全部リライしてしまうというのは、先生たちにとっても、損ですね。だからコンサルタントとしての役はですね、あまり期待できないと。素材探し、ヒント探しには博物館は大いに使って下さい。例えば、ちょうどここお台場には、水道局が持っている、ちょっとそこに水の博物館があります。荒川のちょっといったところに荒川の知水館。ちすいは治水ではなくて、水を知ると書きます。これは建設省、今の国土交通省がやって、非常に良い成績を上げて、地元の人が運営に参加している。それから上流に行くと…。荒川沿いだけで4つの水の博物館がある。そのようなものから情報を取り、色々な可能性を探るというのは地域性の鍵に、博物館は非常に役にたつということは、ぜひ心してお使いいただければいいと思います。

僕は、今、恐竜博物館で、恐竜と水のことを聞かれて、恐竜が水をどのぐらい飲んだかということを言われてもわからないんで、うちの学芸員もちょっと困っているところなんですが。

地域特性というのが、博物館とそっくり同じで、今まで学校教育というのは一般論として、ほかの幾つかの科目には地域性がある。社会科とか、生活科とか。非常に大きな地域性というバックグラウンドを持った科目であるものと組み合わせていく。そうすれば、おのずと今日のタイトルの海が我が浜であったり、我が海岸であったり、我が小川であったりする。こういうときにも、よく使われる言葉があります。例えば四万十川。日本で一番きれいな川。これはきれいというのは何ですか。次に出てくるのは、まず汚染がないと。生物がたくさんいる。これをよく考えてみると非常にわかりにくい言葉です。名水100選。何が名水か。大勢、人がそこにボトルを持って行くんですよね。あれの根拠を総合の学習でやったら、地域の人は怒るかもしれませんけれども、ちょっとまずいですね。

つまり、水というのは、日本ではあまりよく理解されていない。例えばきれいな水というのは、おれに言わせると、さっきは水に色をつけましたけれども、透明で、ここのレストランで出してくださるような冷えた水。

 

 

 

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