情報は無限なんですよね。この地球上、自然界では。
言葉のあやから言いますと、びっくりしないでくださいね。戦争中は情報戦という言葉が非常に強く言われました。うそも情報なんです。つくられたうそは、もちろん情報です。だから、その情報を流して惑わすわけですね。ところが、困ったことに、IT時代は、わけのわからないうそが、つまり、どこがほんとうで、どこがうそかわからないというのがインターネット上で流れているわけです。それを学校にぽんと取り込むとか、それに似たことをやったら、何か機械を使って、コンピューターを動かしたらいいという問題ではないわけですね。まして自然の理解で、総合の時間でやるときには、やっぱり基礎は正しい定義を受けたものを持っていなければならない。それは子供たちにとって非常に大切なことですよね。先生たちも、それは理解する根本になければならない。だから、情報というのは、実は一番大切なのは、ITで流れている情報ではなくて、あるものから、どうやって情報を取り出すか。今日、まさにお二人の話はそこだったんですね。情報の取り出し方というのが非常に大切。総合の学習というのは情報利用学ではなくて、取り出し学。
僕は、水産の関係で、こういうことを言うんですね。水産統計の中に、何とかは日本でどれだけ消費されたか。どういう魚は、イカはと出てきます。じゃ、釣り人の漁はどうだと。地引きでやっているのはどうだと。有料船で取っている量はどうだと。それはマイナー、マイナーと。そうじゃないんですね。このごろ、統計をとって、有料船とかというものも入れるようになったんですが、あれはマーケットシステムを通ったときの、まさに数的扱いしかない。それを通して、コンピューターに載せて、世界の食糧事情と日本の漁獲高との比較。そんな論文を修士レベルでやる人があるんですよね。めちゃくちゃです。大体、取れるときの漁獲高と売られているのは違うんですね。一般論で言うと、この中に海洋ジャーナリストもいらっしゃるようですが、海の上で洋上投棄されるのが3分の1。それ以外に、今度はほかの動物も含めて、網にかかってきたのではほかのものも入ってきます。それから、ふるいにかけているんです。サイズを同じにして持ってこないと日本で売れませんから、捨てられるものがある。というふうにして、ずっと減っていくわけです。そして、マーケットシステムに乗ったときの値が統計に出てくる。