4 液状化物質判別試験
4.1 日本による液状化物質判別試験
日本はDSC2/12/1に記述された方法により液状化物質判別試験を行った。試験方法の概要を次に示す。
(1) 試験の前に、試料の真密度を測定する。充填容器(下部容器)の空質量を測定する。
(2) 乾燥した試料を容器に5層に分けて挿入し、締固める。供試体の体積が1,700cm3であることから、ハンマー(落下高さ0.2m落下質量350g)の落下回数は3層分が43回、2層が42回である;
(3) 容器中の空気を真空ポンプによって取り除く;
(4) 容器中に注水する。
注:これまでの過程により、試料内の間隙は水で満たされる。すなわち、試料は飽和状態となる。
(5) 容器の蓋と延長カラー(上部シリンダ)を外し、次に試料を下部容器の上縁に沿って平らにする。
注:これまでの過程により、飽和した供試体が得られる。