日本財団 図書館


(3) コンテナインスペクション(CI)

前回会合からの持ち越しを含めた、CIに係る下記の文書が報告された。

これに関して、英より、下記の報告を含む過去に提出されたCIの結果を纏めた文書を事務局で作成し、次回会合に提示する旨提案がなされ、豪、西、ベルギー等多数の国がこれを支持した。

小委員会は、上記提案に合意し、事務局にその作業を指示した。

(イ) DSC6/7/2(事務局) DSC5における本議題に関する未審議文書リスト等

(ロ) DSC6/7/3(ベルギー) 個品形態の危険物コンテナインスペクションの結果

(ハ) DSC6/7/5(フィンランド) 個品形態の危険物コンテナインスペクションの結果

(ニ) DSC6/7/6(米国) 個品形態の危険物コンテナインスペクションの結果

(ホ) DSC6/7/7(ノルウェー) CTUの検査の結果及び監督

(ヘ) DSC6/7/8(カナダ) 個品形態の危険物コンテナインスペクションの結果

(ト) DSC5/7/1(蘭) コンテナインスペクションの結果

(チ) DSC5/7/2(カナダ) 個品形態の危険物を収納するコンテナインスペクションの結果

(リ) DSC5/7/4(米) 個品形態の危険物を収納するコンテナインスペクションの結果

(ヌ) DSC5/7/5(英) 個品形態の危険物を収納するコンテナインスペクションの結果

(ル) DSC5/7/7(ノルウェー)危険物を収納するコンテナインスペクションの結果

 

8 複合運送に対応する教育訓練要件に関するIMO規定の策定(議題8関連)

(1) 複合運送に対応する教育訓練要件の策定

オーストラリアは、IMDGコードが適切に実施されるためには陸上関係者の訓練が重要であることを強調し、具体的な訓練内容に関するリスト(DSC6/8、annex2)をIMDGコード1.3節に含めるべきであると述べ、独、スウェーデン、フィンランド、ベルギー、スペインがこれを支持した。一方、バハマより、現行IMDGコード1.3節の内容で十分であり、6/8annex2の内容は過剰であるとの意見が述べられ、また、ギリシァより、IMDGコード1.3節ではなくIMDGコードのsupplementに含めてはどうかとのコメントがあった。日本は、ボランタリーベースであれば6/8annex2の内容をIMDGコードに含めることに反対しない旨表明した。

審議の結果、IMDGコードが新様式に変更されたことにより生じた6/8annex2の修正作業をドイツに対し要請し、この作業をうけてE&Tグループにおいて最終化しIMDGコード第31回改正に採り入れることとされた。

 

(2) ILOとの協力

ILO代表は、陸上関係者によりIMDGコードが適切に実施されることを確保するためIMOから協力要請を受けたことに対し、IMOとの間に共同ワーキンググループを設置し検討を進めることを提案した。また、英より、複合一環輸送に係る要件はUNCOEにも問題提起すべきである旨指摘があり、米が支持した。

以上の結果、議長より、共同ワーキンググループの設置等についてILOと調整するよう事務局に対し指示がなされ、その結果を踏まえ次回DSC7において再度審議されることとなった。

 

9 部分風雨密ハッチカバーを有するコンテナ船における貨物コンテナの積付及び隔離要件(議題9関連)

(1) 経緯

部分風雨密ハッチカバーを有するコンテナ船に適用する各種要件については、SLF小委員会、FP小委員会、DE小委員会、DSC小委員会においてそれぞれ検討されている。危険物の積付・隔離要件については、MSC67/19/9(仏)によりオープントップコンテナ船と同一の要件とすることが提案されていたが、日本は前回会合(DSC5)において、部分的であるとはいえ風雨密ハッチカバーを有するのであるから、新たに適切な要件を策定すべきである旨提案したところ(DSC5/2/1、日本)各国の支持を得て今次会合(DSC6)において審議されることとなった。

今次会合には日本およびフランスより次の3文書が提出された。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION