ゲームの性格自体は変わっていくかもしれませんが、相手が相手ですからなかなか単純構図ではとらえ切れないということです。
マイナスのレベレージはあるのかということですが、とりあえず今はだれもバスから降りたいとは思っていないと思います。これは常識だと思います。同じバスに乗って何年もやってきたわけですから、ここで降りるはずはないということです。
しかし、もしかしたら日本は全く行き先の違うバスに飛び乗って、しかも自分はドライバーシートにいないということも考えられるわけです。ひとたび乗ってしまえば、日本はそのスピードをコントロールすることができないわけですから、降りたくても降りられないということにもなります。ただ、日本がこのバスに乗ってくるのは時間の問題だと思います。
もちろん、この間バスにはっきりと乗っていなくても、日本というのはそれなりに北朝鮮を関与させようということで、ドアを閉じることなく今までやってこられたわけです。スヒードですとかボリュームは違ってもそういう路線を続けておられました。ですから、これからは北朝鮮政策に対しての日本の原則を守りつつやっていくことができるのかどうかを見るということだと思います。
それから、2番目のご質問ですが、イエスということです。アメリカでももちろん、今度大統領が決まっても党派色が非常に強い政党になると思います。国務長官、国防長官はだれがなるかということも、指名、承認まで含めると来年の8月くらいにならないと決まらないということもおいおい考えられます。日本でも政局混迷、錯乱がありましたが、7月には参議院の選挙があるということです。
アメリカ、日本、それぞれジレンマを抱えている、かつ国内政局がもめているということでいろいろ流動的な状態になると思いますが、日本についてはかえってこれがいい口実になって、北朝鮮対策のスローダウンの言い訳になるのではないかというふうに思います。こういった国内事情というのは北朝鮮側は十分わかっていますから、あえて東京をプッシュすることは北朝鮮からはないというふうに思います。
それから、第3に、韓国からの関与政策反対派をなだめたことから学べる教訓は何かということです。韓国の大統領が評価される点というのは、北朝鮮の関与政策についてはずっと一貫した態度を守り続けているということです。もちろん、ときによって軍事的な挑発というのは北朝鮮からかかってまいります。