大きい数字ではないと思います。なぜならば、日本政府が支援する形は、恐らく南と同じように、レンディング、円借款でありますから、逆にグラント(無償)は無理でありますから、レンディングであれば、10年で割れば、全くフィージブルな数字になります。
大蔵省の官僚がけちなことを言うのは、仕事ですから言っているだけで、あるいは、大蔵大臣もそれが仕事ですから厳しいことは言いますが、あとは総理大臣が決めれば、政治が決めればいいということであれば、全くフィージブルだと思っています。
ここから先は質問ですが、前提としては当然、恐らくノーランドさんもおっしゃったように、日帝35年の支配についてのけじめを日本がつける一方で、D先生がおっしゃったように、拉致事件についてはきちんと謝罪をしてもらわないと進まないと思います。

ノーランド 先ほども申し上げたことですが、私の専門的な訓練はエコノミストでして、外交官じゃなくて申し訳ないですが、草生さんがいらっしゃらなくなってちょっと残念ですが、大変興味深い経験が今年の初めにありました。草生さんは私に記事を書いてとおっしゃったので、ちょっと書きました。その際、非常に怒ってしまったと。こんなことはとても言えたはずがない。日本の感情を傷つけるとおっしゃいました。私はだれの感情も傷つけるつもりはなかったんです。ただ、分析的に考えたことを申し上げたことで、外交官はもうちょっとこれをオブラートで、よりよい、きれいな包み紙に包んでくださることも可能かもしれません。