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伊豆見 それでは、始めさせていただきたいと思います。

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私は、静岡県立大学の伊豆見と申しますが、きょうのモデレータを務めさせていただきます。それでは、まず、ノーランド博士から25分程度、お話をいただきます。皆様ご承知のように、お手元にございます新しい本を出されたところでございます。その本について、せっかくでございますので、ちょっとお話をいただいて、それからこの朝鮮半島情勢、今大きく変わりつつありますが、南北のサミット後の状況についてのいろいろなオブザベーションをお話をいただいて、それから皆さんでディスカッションをさせていただきたいと考えております。それでは、ノーランド博士にお願いをいたします。

 

2. 講師報告

 

ノーランド 大変、丁重なご紹介をいただきましてありがとうございます。

ご存じのように、アメリカ人は、普通、スピーチを始めるときに、まずジョークを言います。アジアの皆さんは、おわびの言葉から始められます。正直言って、私、北朝鮮については、これといったジョークは思い当たりません。ということで、おわびで話を始めたいと思います。というのは、通訳者に対するおわびでありまして、東京財団に、私、ノートをファクスで送信しました。この送りましたノートに沿って、話を進めたいと思ったんですが、伊豆見先生の方から、まず本に関してちょっと、というお話で、それはノートに入っておりませんので、通訳者にその点、おわびをしたいと思います。

伊豆見先生がおっしゃいましたように、最近、皆様方にお配りしました本を書き上げました。これは、3週間ほど前にアメリカで正式に発売になりました。いささか長い本で、決してこれを要約しようというようなことは考えていません。時間もかかり過ぎますし、皆さんも退屈されます。

 

 

 

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