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1999年8月20日時点で、法人への申請が1,104団体、法人認証が444団体、不認証が2団体となっています。残りの658団体は、まだ審査中の団体です。これは、1998年12月1日からNPO法が施行されたんですが、特例がありまして、普通は4ヵ月以内に認証・不認証の決定をする。つまり、4ヵ月たてばNPO法人になるかならないかはっきりすることになっており、最初の経過措置というのがありまして、1998年12月1日から1999年5月30日までに申請した分、つまり施行後半年以内に申請した分に関しては、1999年9月30日までに認証・不認証を決定するというふうになっています。

従って、ここには書いていないんですけど、1999年5月末までに法人申請した団体が大体669団体です。現在、法人認証が出たのが444団体、不認証が2団体で446が結果が出ていますから、200団体以上は、まだ結果が出ていない。この1ヵ月ぐらいで、その200団体の結果が一気に出るだろうと見ています。伸びは、1ヵ月に平均約130団体が申請していて、1999年中に1,500ぐらいはいくだろうというふうに考えています。

認証に関しては、当初、結構、不認証が出るだろうと予想されていたんですが、現在、2団体しか出ていない。これは、後でもお話ししますが、所轄庁が、特に都道府県の方にお話を聞くと、都道府県は、どちらかというとNPO法人をたくさんつくるという競争に入っている。特にNPOに対して熱心であると言われる宮城、北海道、三重、高知は、知事のほうから競ってNPO法人をもっと増やそうとしており、担当者としては不認証が出しにくい状況である。従って、無理やりでも認証を出したいということで、かなり現場サイドで強力な指導をしても認証を出してくるという状況が続いています。そのために、今、不認証が出ているのは、2団体、東京都と経済企画庁だけです。経済企画庁が出した不認証というのは、これは業界団体であるということで出ているんですが、日本理美容師業界団体というのが申請してきて、これは幾つかの理由から不認証であるとされています。

NPO法人の実態なんですが、そうして申請してきた団体、それから認証を受けた団体というのはどういう団体なんだろうということが次の関心です。まず、「NPO法人申請団体への法律運用状況に関する調査」3という資料をご覧下さい。これは、シーズと、さわやか福祉財団、日本NPOセンターの3団体が協力しまして、施行後半年以内に法人申請した団体、669団体すべてにアンケートをとった結果です。

 

3 巻末資料3参照。

 

 

 

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