日本財団 図書館


そして、共同溝のリース化をすることです。上水道、下水道(これは東京都がリース代を払う)、通信回線は第1電電、第2、第5電電等々、光ファイバーケーブルを使っていただくかわりにリース代を払ってもらう。

共同溝の中に東京ガスのガスパイプを入れてリース料を支払う。オイルパイプを入れれば、油送もできる。

そして、リース会社の運営は役人にやらせたほうがいい。天下り先でよい。なぜならば、お国のリース会社ですから運営の細かいところは民間の運営会社に業務委託させるべきなんです。だけれども、元締めはやっぱり役所のベースでやらないと、多元的な利害調整ができない。

 

鉄道と鉄道・道路の立体化

 

2番目は、JR、私鉄です。非常に目立っているのは中央線、横浜線の立体化。小田急の立体化。これを早急にやってもらいたい。小田急は下北沢プロジェクトです。ところが、下北沢は下をくぐると4〜5kmになる。橋脚方式にすると、5階〜6階建てになる。小田急の力では非常に難しい。とすれば、鉄建公団方式かリース方式ではないか。これを本気で検討していただきたい。

3番目は、東京の中であかずの踏切が多い。例えばJR病院の近く小田急線の踏切です。東京の中は一定の輸送密度以上のところは全部立体交差にするよう公共投資でやって、それを道路で持つか、鉄道がもつかという難問をリース方式で道路管理者と私鉄に分割払いさせる方式を検討すべきと考えます。これは、環境投資でもあるという発想で検討してもらいたいものです。

 

架橋倍増プランの実現

 

4番目は、2大環状運河と架橋倍増プランの実現です。グループ2025が約1,600m幅の運河を2本郊外につくろうではないかと提案しました。地震が来たときに、東京は立川まで類焼する。それを切断するのが2つの運河ということで、防災上の公共投資が必要になってくる。同時に、第2湾岸・第3湾岸高速道路、高速鉄道を、考える必要がある。

そして、第2・第3湾岸高速道路・高速鉄道と首都第3空港のために埋め立てを考える。その場合には、全部地下鉄も延伸して入れると。そういうやり方を考えてはいかがであろうか。その中には、例えば事務所機能、商業機能、サービス機能、住宅機能、教育、医療など複合機能ビル化する。1階と地下はレストラン・ショッピング機能、地下2F以下は駐車スペース・発電スペースなど、2階以上が事務所機能で、上の方を住宅機能にするのか、あるいは別の棟にするのかは、そのときによって考えたらよい。

 

ODA活用で高齢化社会へ対応

 

5番目の提案はODA。先端医療をはじめ多くのハイテク技術者(外国人)を養成して日本の21世紀社会の頭脳たらしめること。ODAというと頭を下げながら中国にODA資金を提供するがごとき愚策は、廃止すべきであろう。膨大な軍事費を支出するのをやめるならば、教育援助や公害防止投資に限定してという視点でのODA援助はするが、その他は廃止すべきものと考える。むしろ日本の国内にODAの資金を投資するべきではないか。それを東京では、世界の先端技術開発、先端技術者の養成とか、先端技術開発などに振り向けるべきである。その1つとして、例えば国際医療技術者、高等看護大学をODA資金でつくる。それのハイテク中のハイテクを東京で開発させてはいかがか。東京で成功したらこのプロジェクトを札幌と福岡を頭において北海道と九州に集中化してはどうであろうか。

そして先端医療技術を駆使しうるような外国人、例えばフィリピンのお嬢さんを高等看護大学に試験の上連れてきて看護大学(4年間)で、ハイテクの医療技術を駆使できるような看護婦さんに養成する。そして、帰る前に3年間東京など、外国人が多く生活している都市を中心に配置してはいかが。なぜならば、フィリピン人は英語がたん能であるから。さらにカソリック信者という精神的な側面も医療分野で特に重要ですから。

そうなると優秀なフィリピンのお嬢さんは、日本人妻になるか、それとも母国に帰ってフィリピンの大臣秘書官になるんじゃないか。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION