その予告編を見ましたが、やはりぎこちない点が残っています。あれっと思うところが幾つかありました。予算規模の大きい映画でさえまだできていない状況です。
テレビシリーズに関しても、やはりそれだけ大きなお金はかけることはできないと思っていましたが、実は、韓国とアメリカによる共同出資の会社がワーナーブラザーズの系列で1本つくることが決まりました。
これはキュービックスと呼んでいますが、この中に人間がCGI映像として出てきます。この映像を見せてもらうために、今週の月曜から木曜の夜までニューヨークに行ってきました。テープを借りることはできませんでした。おそらくアメリカWBキッズのネットワークで今年の春からオンエアされると思います。
製作的は、国分寺にありますジーベックという会社がシナリオ部分を受け持ち、韓国のダイゲンという会社が実際のコンピューター部分の製作を行っています。全体のコントロールを、ポケモンをアメリカで一緒にやった4 (フォー)キッズエンターテインメントという会社が担当しています。最初に放送されるのがWBキッズということになります。毎週1本、土曜日の午前中にかかる予定です。
ここまでお話をしましたが、実際に映像を見ないことにはわからないことも多いと思いますので、幾つかのビデオを見ていただきたいと思います。
ポケモンのフルCGIに挑戦しているのですが、昨年の夏に公開した映画の最後に今年公開予定の映画のトレーラー、つまり、予告編をつけました。その予告編をCGIでつくりましたので、ご覧ください。
(ビデオ上映中)
普通デジタルでキャラクターをおこすと、ワイヤーフレーム、骨格レベルから起こしていくわけですが、ピカチュウはワイヤーフレームの状態で約6パターンをつくらないとセル画で表現できないんですね。つまり、立ったときの顔とか、走ってるときの顔とか、全部1本の骨格で表現できないんです。