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そして、ことし2001年にもロバート・ゼメキスセンター・フォー・デジタルアーツという新しいビルができます。これもやはり我々にとって非常に大きな転換期だといえます。デジタルでの製作、デジタル技術、我々の学校もこのデジタルをどんどん取り入れていこうという意思が表れています。

これまでの卒業生は8000人。その多くがハリウッドのエンターテインメント業界で仕事をしています。現在は1300人の生徒がいます。私はチーフテクノロジストという役職を持っていますが、この学校でのテクノロジーのトレンドをしっかりと見極め、世の中についていき、リードするような学校にするというのが私の役目です。

我々の大学には、プロダクション、製作ですね、脚本、ライティング、それから、批評などを勉強するクリティカルスタディー、それから、アニメーション/デジタルアートという4つの学部があります。また、インタラクティブデザインという学部も新しく設立され、2002年の秋から開講します。それから、デジタルラボラトリーもあります。そこでは、たくさんのデジタル映写システムの比較ができるようになっています。

ロバート・ゼメキスセンターの建設工事はもうすぐ完了します。3月1日オープンです。そして、このビルに対しては多くのハリウッドの有名人がサポートしています。

ロバート・ゼメキスという名前が語るように、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」ですとか「フォレスト・ガンプ」、それから「ロジャー・ラビット」を手がけた映画監督ロバート・ゼメキス本人の資金も相当投入されました。

それから、ジョージ・ルーカス監督。彼は、クロサワアキラ・ステージというホールの資金を出しています。また、スティーブン・スピルバーグ監督は、スタンリー・キューブリック・ステージあるいはスタンリー・キューブリック・ホールという施設の資金を出しています。

そのほか、ワーナーブラザース、20世紀フォックス、それから、IBM、インテル、アボット、ソニーといった大企業が寄付金を多く出してくださり、施設の拡充を図っています。

 

 

 

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