実は、私たちのゼメキスセンターの前がこのノミネートをする会場なんですが、USCの生徒に「今日はアカデミー賞のノミネーションで道路が渋滞するから早く帰りなさい」、と言ったりするぐらいです。
それからもう1つ、エンターテインメントで大きなカテゴリーがテーマパークです。この分野も非常に活発に動いています。例えば、ディズニー社が新しいアニメーションをつくったり、また、テーマパークにも身を乗り出しています。東京ディズニーランドのようなものですね。
先週、ディズニーは新しいテーマパークをロサンゼルスに開きました。もともとのディズニーランドをつくって以来、ロサンゼルスで2番目ということですから、随分時間が経ってからの第2弾ということになります。カリフォルニアアドベンチャーというテーマパークなんですが、ここはカリフォルニアなのに何でわざわざ、という気もしないでもありません(笑)。
もう1つ、国際的に文化の交換ができるところ、これが電子ゲームの世界です。多分ゲーム市場は70億ドル相当になっていると思います。これからもどんどん成長するでしょう。もちろん当たりの年と外れの年があることは確かですが、成長分野です。そして、日本が支配している分野でもあります。
ソフト同様プラットホームについても、日本メーカが大きなシェアを握っていますが、皆さんご承知のとおりマイクロソフトが今度Xboxというハードを投入します。今年の後半のリリースになるようですが。ゲーム雑誌の中ではXboxが特集されています。
それから、もう1つ大きな影響をもたらしている、そして、人々の生き方を変えると思われるのがブロードバンドです。自宅で現在の何100倍ものスピードでネットワークにアクセスでき、情報をダウンロードできるというのがブロードバンドのもたらす威力です。いろいろな技術を使いこなしている我々ですが、やはりどれぐらいの速度で何ができるかということがいつも課題になっています。
また、「サイエンティフィック・アメリカ」のような重要な雑誌の中でも、やはりデジタルエンターテインメントという特集が組まれるほどごの分野は注目されています。