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それをまたヨーロッパだ、アジアだ、何だかんだで出展していって1社ずつプレゼンテーションの準備をしているわけです。

それも、日本に買いに来て一番欲しいのはマンガだったりアニメだったり、ゲームだったり、原作がどこにあるかの違いはあるにせよ、ビジネスのそういうある種のディールが欲しいわけです。多くの世界中のユーザーも、次に任天堂ゲームキューブというのが出たら宮本繁は次はいったいどんな作品をつくるんだろうということに興味があるわけです。

ニュース性があるからそういう場で最初に見せてやったら、世界中のメディアはそこに来て流すんですよ。インターネットになったりとか、一部分ダウンロードしていいよというふうになったら、インパク(=インターネット博覧会)などよりはるかにインパクトがありますよ。友達の糸井さんがやっているからなかなかあまり言えないんだけれども。でも、絶対にアクセス数もすぐに破裂する。そういうふうなものができたら、今度はそこに目指してシーグラフみたいなもので自分の作品を見てくれという動きが、いっぱい出てくると思います。それが日常の活動になって、集大成としてそういうのがある。

それができたて大きな産業になっていけば、アポイントをとって1時間のために向こうに行かなけても済む。こっちで誰かが買ってくれるかもしれませんよね。

 

牧野 香山さんご自身はどうですか。仕掛け人としておやりになろうとは思いませんか?

 

香山 いや、僕らは参加するほうですね。だから、僕はセガの経営をやっていますが、セガは平然とそこに参加させますよ。ほかの団体が全部、除名するといわれたら、「どうぞ」と、別に入らなくても困らないからと言う。

 

 

 

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