香山 いや、違うんです。日本だけでやればいいんですよ。おもちゃショーは3月にやっているのを秋にするのは嫌だと業界団体が言うわけです。例えば、久保さんがやっているワールドホビーフェァというのは、僕がメディアファクトリー時代に講談社ともやっているわけです。当然集英社ともやっている。それを子供たちがいっぱい来るんだからブースで見せたいじゃないですかというと、駄目だというんです。小学館のものだけだと。だって小学館と集英社というのは同じ大賀さんのところじゃないといっても、別会社だと。連結決算になったら考えてもいいとか、わけのわらかないことをいうわけでしょう。結局エゴが発生するんです。だから、エゴを抜いて一回集めてくださいと言いたい。アニメのところでいうと、久保さんから出たのは、東映アニメーションの泊さんとトムスの加藤さんと誰々誰々が集まってこないとできないとか。結局、そうやっていままでばらばらにやっていたものを、まさにお鍋です。固めてくれたら具材はいっぱい行きますよと。そうしたら世界中から観客が来ます。石原慎太郎知事やってくれないかな。
牧野 それは、やはり行政の問題ですかね。
香山 行政ですね。
野崎 自分のマーケットをとられてしまうとかいう、そういうレベルの低いことを考えているんですかね。
香山 いや、みんなあったほうがいいと思っているんだけれども、その調整を考えると腰が引けるんじゃないでしょうか。
野崎 名誉職をあげればいいの。
香山 わからないですね。例えば、東京ゲームショウというのはCESAという団体がやっていて、場所は幕張です。その1週間ぐらい前に玩具協会がやっているおもちゃショーがお台場で開催されています。