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日本と韓国というのは、地理的な位置関係とは逆に、あまりにも離れた状態でそれぞれがいままで頑張ってきたと思います。そのような関係がお互いに足りないものをたくさん生み出してきたのではないかと思います。日本と韓国がお互いに情報交換するなり、アイディアを交換したりしながら、単なる競争ではなくて、競争するなかでお互いに和解していいものをつくりだすような道にもっていくことが、ハリウッドが東洋を掌握するような事態を防ぐ唯一の道ではないかと思います。それこそ今後お互いに話をしながらみつけていくところではないかと思います。

このような課題を、皆さんの前で発表できたことも大変幸運だと思います。一応、制限された時間のうちにこのような発表をしたんですが、これに対していろんな質問がおありになっていらっしゃると思いますが、それは次の質問時間に話をして交換したいと思います。

皆さんからのたくさんの質問を待っています。よろしくお願いします。本当にありがとうございました。

 

呉偉明 皆さんこんにちは。シンガポール国立大学日本研究学科の呉と申します。日本大衆文化と、日本とシンガポールの関係という2科目を教えながら研究をしております。本当は英語と中国語のほうが慣れているのですが、きょうは日本語で報告させていただきます。

皆さんは、最近、シンガポールあるいは台湾、香港にいらっしゃいましたか。いま、アジア各地でおこっている日本大衆文化ブームに驚かれましたか。最近、シンガポールの若者のなかで、日本のマンガ、アニメ、ビデオゲーム、テレビドラマ、音楽、キティちゃん、カラオケ、ファッション、寿司、映画、プリクラなど、さまざまな日本大衆文化が大流行しています。今回は、日本大衆文化の原点といえるマンガとアニメのシンガポールの進出とその影響について簡単に紹介させていただきます。

マンガとアニメ大国の日本は、アジア各地で日本マンガとアニメ熱を引き起こしました。現在は、世界最大のマンガとアニメ輸出国になっています。

 

 

 

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