今、自治省が中心になってデジタルミュージアム構想を進めております。各市町村が地元の文化財を掘り起こしてインターネットのホームページに入れていく。国内の全市町村がそれをやりますと、期せずしてジャパンミュージアムになるのです。文化財といってもそう難しい話ではなくて、そこの特別な食べ物だとかお祭りだとか風習だとか、そういうものをどんどんデジタル化してインターネットに入れていくということです。
私はこれが、地域にIT産業を育てるというためには大事なことだと思います。これは、今、思い付いたのですが、ホームページに地域の文化をマンガで入れるとおもしろいなと。これは、膨大なマンガ、アニメの需要創造になりますから、まさに、産業に発展していく上で、これはいいのではないかと思います。
日下 知事さんが号令をかければ、岐阜県のマンガ活動は一遍で盛んになると思います。本当にすばらしい。知事さんがおっしゃっているのだから、マンガが描きやすい、発表しやすい。それは第一期であって、第二期になりますと、知事さんのお気持ちに合うように審査する人が周りにいっぱい現れて威張り始める。これはマンガに限らず一般論ですが、この点だけ心配しております。
牧野 本当に今日は、お忙しいところありがとうございました。
知事さんは今退室されましたが、お時間のある方は今しばらくお座りください。今日お集まりの方々は、本当にこちらに座ってお話しいただきたいというような方がたくさんおいでになっているわけなのですが、野崎さん、どうでしょうか。
野崎 時間よりちょっと早めに終わっているものですから、このままディスカッションをした方がいいような気がするのです。