学校経営上、えらいプラスになっている。」こういうことなのです。ありがたいことです。マンガ家の皆さんのサポートで、マンガコースも非常にうまくいっている。
それから、牧野さんにもお世話になっています宮川村の、前の村長さん、道下さんとおっしゃいますが、何かで村おこしをやりたいということで、二人してマンガでいこうということになりました。
村長さんも本気になってマンガ立村を進めておられました。拠点の建物も出来、そこにマンガを集めている。そして、世界的なマンガのコンクールもやっている。これは、結構作品が集まっているのです。中国からもたくさん応募があります。驚いたのですが、マンガの心というのは世界共通だなということを、作品を眺めておりましてつくづく思ったのです。
そして、大野町でマンガ村計画を進めております。石ノ森章太郎さんに、長良川のほとりの色んな文化、スポーツ施設を活用した、「世界イベント村ぎふ」の名誉村長をやっていただいたのですが、お亡くなりになったので、今は、ちばてつやさんに後を引き継いでいただいております。
私は、マンガ家の皆さんと仲良くしていただいておりまして、マンガ家の方々を東西対抗みたいに分けて、水島新司さんとちばてつやさんのチームで野球の対抗試合を、今年は10月におやりになりましたが、私も顔を出したりなんかしています。
石ノ森章太郎さんがお亡くなりになる直前に描かれた「夢描堂」というデッサンがあります。それを、織田信長の居城でもあった稲葉山、今は金華山と言うのですが、それが見える所に作りたいと、亡くなられる前におっしゃっておられました。そのご遺志を継いで、大野町という所で、金華山が見える所を選んで、いよいよ具体的な計画に入ろうとしております。そこを、マンガ家の皆さん、あるいは日本のマンガ文化の拠点にしていく。県もそれをバックアップしたいと、こんなことを進めております。