これを産業として、例えばうちの財団もしつこく言っていますが、産業としてこの文化、娯楽産業というのがここしかないわけです。先ほど役に立たないと言いましたが、役に立たないかもしれないが、チップをもう一回量産し、経済が活性化して、もう一回例えば日本が文化政策で外に対して誇らしく思えることとか、そういうふうになるには文化、娯楽産業が物すごく大事だと思っていて、それを産業として、何といいますか、競争力と言っていいかもしれませんが、自立していく、要するに自分セルフでスパイラル的に発展していくようにするためには、あのグラフに書きましたけれども、昔のエンターテインメントの構造と全然違うわけなので、それに合った人材の供給をしていかなければいけない。そこら辺はどう考えますか。
高城 プロデューサーを育てると同時に、信じて懸ける。
野崎 ですよね。要するにだんなですよね。
高城 そう、だんな。京都で言えばだんな。
野崎 先ほど言ったビジョングループと…。
高城 ファイナンシンググループを分ける。
野崎 だんなはファイナンスなのです。
高城 そうです。だって、だんなはアニメはわからないでしょう、ITはわからないでしょう。よっしゃーとは言うけれども。