すごい大ヒットしていますが、あれはこの辺でこういうゾーニングにいるわけです。例えば森首相がどこにいるかとか、僕はよく会社でマッピングとかをするのですが、森さんは大体この辺にいますね。こういうゾーニングのマッピングをしながら分析します。この全部がキャラクターであって、よくキャラクタービジネスというと、こちら側のファイナル・ファンタジーとかというふうに考えますが、そうではありません。スマップはどこにいるかとかこれで分析していって、今はこことか。正直に今ヒットを見ていると叶姉妹とか「サウス・パーク」、どうやらこの辺が話題です。この辺のジャパニメーションのキャラクターは圧倒的にないのです。これは少子化に対して最も問題になっているところで、これをどうするのだという課題があると思います。霊性というと、多分こういうベクトルで動いていると僕は判断しているのです。
野崎 忘れそうなので聞いておきたいのですが、日本のアニメ、マンガに圧倒的に欠けているブランディングというお話しがありました。世界の市場でハリウッドの力を借りざるを得ないポジショニングになっている所以だと思うのですが、一体ブランディングの作業を誰が担うべきものなのでしょうか。ブランディングの話を聞きながら思ったのですが、今回転寿司が世界で大はやりです。あれはさっき言った調査をやって、そしてお約束があって、おいしさとかがあって、回ってくる、とらないとどこに行ってしまうというゲーム性があって、外で育ったわけです。寿司職人は今日本人ではなくて、マレーシアの人がパリで握っているわけです。あるいはロボットが握っているわけです。外で育って、外用の味付けになっているということで、さっきのマーケティングのステップはすべて踏んでいるわけですね。だから寿司を通して日本を理解する人が結構多くて、これは成功している。これの担い手は一体誰だったのかと考えると、よくわからないのです。商社だったのか。
高城 違いますね。