ただし、つくる段階ではただでつくります、間違いなく。でき上がって良かったらお金ちょうだい、というスタイルですから。だから、先にお金をいただかないんです。それで生きていこうと思うと大変なんですよ。ですから、このスタイルでしか行けないんです。
ですから、哀れと思っていただいたら困るんで。志を高くすると、この状態からスタートするのが一番最適です。
これをちょっとずつ低くしますね。事業として成り立つ程度に仕事たくさん引き受ける、ウェブデザイン引き受けるとか、コマーシャル引き受けるとか、営業置いてやるとか、でやると一気にプロダクションつくれるわけです。私もプロダクション何個かつくってきましたし。
ですから、私が演出権を取り戻すと言ったときの取り戻し方は、そういう意味でございます。
野崎 大村先生、そこは事業計画は別に立てられるわけですね。演出権は取り戻すと。
大村 立てません。
野崎 立てない。
大村 立てない。だれのために立てる必要がありますか。
野崎 例えば、無料でインキュベーションに入居できる。
大村 そういうところに入りません。
野崎 入らない。
牧野 それはどうしてでしょうか。何かやっぱり演出権の一部を―。