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野崎 今の佐竹さんは高知県で龍馬学園をやっておられる方なんですが、関連してちょっと申し上げますと、岐阜県が非常にマンガ・アニメに力を入れておられて、ソフトピアというところでベンチャーの育成をしているわけです。今まではIT、あるいは、ハード寄りのIT関連のベンチャーか多かったんです。これからはコンテンツ寄りのものを入れよう、そして、150室か130室か忘れましたが、100何十室のインキュベーターがもうありまして、入居済みが70部屋ぐらいあるんですよ。残り50部屋ぐらい空いてまして、優秀なのはいないかというふうにご相談をいただいています。

岐阜県に限らず、全国の地方から変革は生まれつつありまして、そういうところを拾っていけば、情報の提供はできるのではないかというふうに感じています。だから、もうちょっとましな環境でできるというのは、みんなが知恵を出せばできるんじゃないかと思いますけどね。

 

大村 先ほど演出権を手にするということを申し上げました。制作プロセスも全部変える。それをやろうとすると、今の手法しかないです。

私、実はコンサルタント山ほどしてますんで、事業計画も立てて、計画して、お金を借りるということも何回もやっておりますから、それはできるんです。通産局とかから、こういう制度があるからお金借りたら、とよく言われます。

しかし、相手から何か貰いますと、必ず借り手は計画書が要るんですよ。これを書きたくないから今のスタイルでやってるんです。一切書きたくない、自分でやりたい、最後のカンパケとか気に入ってくれたら買ってちょうだいよ、という。ですから、途中の段階で一切口入れてくれるなという考えです。

実はこの前も、最近ロックの歌手のビデオプロモーションで、私の親友がそれのプロデューサーをしてて、やってよと言われたんですね。それで会ってみると、絵コンテ誰がかくのとか、監督はどうやるのとか、それ出してよとか言われたんで断ってきました。この歌手任せたと、その絵をつくってよと言われたらつくりますけど。

 

 

 

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