中には下宿している子がおりまして、その左におる子が下宿してて、この子の下宿代が5万円でございますので、この5万円分はみんなでアルバイトして調達するということにしておりまして、今のところ、この子たちは5万円生活でございます。ただ、宿泊費と食費は親にすねをかじると。親にちゃんとごあいさつしなさいと、ちゃんとあいさつしているわけでございます。
ただ、徹夜しますんで、晩ご飯が必要です。これはすべて自炊制にいたしました。ちゃんと炊事場がついておりますので、自炊制でございます。この子たち全く御飯も炊けなかったんですが、強制的に毎日日替わりで炊事当番で、お母さんにレシピをもらって、お母さんにちゃんと教えてもらって、そのとおりつくる。ガスが来ておりませんから、LPガスでございますが。これで「大村財布」の中からお金を取っていくわけですが、大体6人から7人分で1食約2000円から3000円でございます。最近は非常に腕前を上げまして、非常に上手です。その辺の飯屋さんより、はるかにこの子たちがつくる御飯の方がおいしいですね。
いろいろお客さんがございまして、大阪府とか大阪市とか兵庫県とか、官公庁の方も相談にいらっしゃいますし。それで、お土産でお菓子とかを持っていらっしゃるんです。お菓子って意外と高いんですね、2000円とかするんですね。できましたら、お米とかガスとか、日持ちのするタマネギとかお願いしますと。最近は、お米とかそういうのを持ってきていただきまして、大体お土産でお米は賄えるという。そうしますと、食費はもっと安いわけでございます。大体1食2000円ぐらいで賄ってますので。全員でですよ。
そうは言いながら、仕事しないといけない。ここで問題は、お金を稼ぐためにいろいろな仕事がございます。コマーシャルであるとか、ホームページのデザインとか山ほどありまして、私もネットワークがございましてその仕事を取ってくることができるんですが、せっかくこうやって若い子たちが志に燃えてするわけでございますから、やっぱり自分で作品をつくるという1点に絞ってやりたい。しかも、それでお金を稼ぎたいというわけでございます。