では、最初のビデオをお願いいたします。このビデオ40分ぐらいございますので、バックグラウンドで流しながらお話しをさせていただきたいと思います。
(ビデオ上映)
これは、宝塚造形芸大へ行きまして、私の教授室でございまして、そこに裸でコンピューターがありますが、あれは私がつくった自作のコンピューターでございます。コンピューター2台しかありませんが、パソコンですね。
その辺にいますのが、大体1年生でございます。手前の方は大学院の子ですが。
ここで、無謀にも、円谷プロダクションのプロデューサーで親友がおりまして、「ウルトラマンゼアス2」という劇場映画をやるんだけれども、エフェクトをやってくれないかと。そんなのパソコンでできるよ、と安受け合いをしまして引き受けまして、ちょうど画面にウルトラマンが見えていると思いますが、ウルトラマンの光線をつくるという仕事を引き受けました。
プログラムがございませんので、私がプログラムを書きました。それを使って横のあの子たちがつくるという。こういうような状況からスタートいたしました。
周りにいる子たちは、コンピューターなんか初めてなんで、わけわからんと、遊んでるみたいなもんですね。説明しても、えっ何?というような感じでございます。18歳ぐらいの子供たちであります。横にいる女の子も18歳。
ここでやってましたら、大学は閑静な住宅地にございますので、お母さん方からうるさいとかいろいろ抗議がありまして、夜中ここでできなくなりました。しようがないから、この後学生の下宿に侵入するわけでございますが、こういう状況を、ウルトラマンゼアスの監督が制作状況を見たいというわけですね。